活動紹介
号外 メルマガ色鉛筆 第26回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 in 川崎・鶴見 2017
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タイトル 写真、苦手にはなったけれど
見えにくくなって苦手になったもの・・・あったあった、写真。
娘が生まれた当時、カメラはまだフィルム式が主流だった。デジカメという存在は、名前を耳にする機会は増えてきていたものの、画質やバッテリーのもちなど実用面で難が多く、大事な娘の写真を撮る大役は任せられないといった感じだった。フィルム式は、当然のことながら、デジカメのようにばんばん撮っては良いものだけを残すという小技が利かない。それを百も承知で、娘のふとした表情、しぐさ、全部残しておきたくて、似たような写真を飽きず何枚も撮った。24枚撮りのフィルムはいつも苦もなくいっぱいになり、ジーっとフイルムを巻き取る間さえもどかしい思いだった。いそいそと近所の写真屋さんに足を運んでは、できあがった写真をめくりつ戻りつ何巡も眺めた。
そのあとはかわいい、かわいいアルバムづくり。これも今はあまり見かけなくなった(と思われる)透明フィルムをめくって台紙に写真を並べていくタイプのずっしりしたアルバムに、写真をくり抜いたり手描きのコメントやイラストをつけたりしながら写真を配置していった。
アルバムはやがてポケットタイプのものに、手に持つカメラもいつしかデジカメに、写真を取り巻くスタイルは変わっていった。四季折々の風景、学校行事、何気ない日常・・・。年に数回の旅行では、さまざまな瞬間を写しとっては帰ってきてからゆっくり余韻にひたった。
プランニングから始まる旅の一連の楽しみ、写真はその大トリで外せない作業だった。旅の思い出や娘の描いた絵などを整理して、フォトブックも何冊か作った。
娘が1歳になる前に離婚してしまった私は、娘のかたわらにいてあげられるたった1人の親。娘の成長をこの目でしっかりと見守り、形に残してあげたかった。少しずつ見えなくなっていく中、私は震えるような思いで祈った。せめて娘が大人になるまでちゃんと見守らせて・・・。
娘が高校に上がる頃に新調したカメラはズームが何10倍にもきき、静止画と動画が同時に撮れるなど、時代の波に乗った多機能の優れものだった。でもその頃、私はもはやそのカメラを使いこなせなくなっていた。見やすいはずの大きな液晶画面も屋外ではほとんど見えず、細かい設定もできなければ、電池残量低下のサインも見落とし、高校3年間の運動会の写真は全滅だった。学生生活最後の運動会の写真も、結局何かを失敗してうまく撮れなかった。しょんぼりする私を先に見てしまった娘は、強い言葉で私を責めることはなかった。そんな娘の内心を思うといっそう悲しかった。いろんな思いと向き合いたくなくて、私はカメラにふれることをやめた。
視力が低下し続ける今でも、たまに写真を撮りたくなることはある。撮りたい方向に適当に携帯をかざして撮ってはみるものの、やはり、家で確かめたら何が写ってるんだかわからない。がっかりため息をつくことも多い。
でも、残念なことばかりでもない。
このつづきは、近日中にメール配信します。
タイトル アイフォーン経験値上昇中 使いこなしについて雑談
みなさーん、こんにちはー
毎度おなじみの私、アイにぃですよー。色鉛筆では、私のことをですねー、アイフォーンのある生活にどっぷり、という全盲のおにいさん(年齢不詳)、略してアイにぃ、と紹介しています。アイフォーンを使い始めてもう4年が経ちます。毎日毎日、肌身離さず使って、アイフォーンのこと、だいぶわかって来たように思います。やっぱり最初は戸惑うことややり方がわからないことがありましたが、経験を積んでだんだんといろんなことができるようになりましたねー。
だんだん、だんだん。だんだん、だんだん。だんだん、だんだん。え、何を言ってるんだですって?だんだん、だんだん、で言いたいことは、経験が少しずつ増えて行くことがアイフォーンを便利に使うには大事ということですよー。
経験を数字で表したら、最初は0(ゼロ)です。そこから1、2、3…10、15…とちょっとずつ増えて、その値が私なんかもだいぶ上がったなぁと思います。そして、これからもちょっとずつ上げて行きますよー。
だんだん、だんだん。だんだん、だんだん。イエーイ。
さて、私は今はアイフォーン7を使っています。アイフォーンは小さなコンピューターです。その性能が高いですねー、7は。性能が高いと、アプリを開くときに、もたつかない。優秀なやつだと感心しますよー。
最近、気に入っているアプリはですねー、「ニュース! 好みのニュースを集めてくれる」がいいですよー。
このつづきは、近日中にメール配信します。