[地域団体より 報告] 第2回 点訳・朗読ボランティアとの交流会を終えて

                福知山市視覚障害者協会
 去る2月21日、福知山駅前の市民交流プラザふくちやまにおいて、2回目となる点訳・朗読ボランティアと視覚障害者協会の交流会を開催しました。
 当日は、点訳ボランティア7名、朗読ボランティア22名、会員20名、介助者13名、福知山市役所から2名、福知山市社会福祉協議会から2名、巡回相談員や他支部から14名、京視協の藤原副会長の参加も得て、総勢83名の盛会となりました。
 午前は、丹波マンドリンアンサンブルのマンドリン演奏を堪能し、演奏後半のイントロ当てクイズで演奏者と会場が一体となり一気に盛り上がりました。最後は優雅なマンドリンの伴奏で童謡や往年の名曲を全員が高らかに歌い上げました。
 昼食前には、ボランティアさんからの要望で白杖を持った人を見かけた場合の声のかけ方と手引きの仕方について、京都ライトハウスの青木(あおき)訓練士からお話していただきました。
 午後は、3団体の発表の場となりました。朗読サークルの発表が始まると会場は静まり返り、朗々と切々と読み人の心を乗せ、魂を帯びた言葉と声が迫力を伴い、皆を飲み込み包んでいきました。当会は見えない・見えにくいそれぞれの症状を発表しました。個々人が抱える問題の幅の広さや、苦心・工夫の試行錯誤の中からまた進行する病状と格闘もしながら、今を生きていることを少しでも理解していただけていたら幸いです。
 点訳サークルは、市民交流プラザふくちやま内のどこにどのような点字表示があるのかを説明してくださいました。必要な場所に表示されていない箇所を見つけ、館長に許可を得て新たに点字をつけたとの報告もありました。 
 最後は点字で八つの言葉が書かれた用紙が配られ、訳したらビンゴゲームが始まりました。初めて点字に触れる方にも、楽しく点字体験できる良い企画だったと思いました。
今年4月に『手話言語及び障害のある人の多様なコミュニケーション促進条例』が施行させるのを前に、この交流会で士気を高め、お互いを鼓舞し合い、発進に弾みがつきました。
今回交流会に初めて参加された方が、また行ってみたいと思える居場所でありたいと心から願い、今回の交流会もボランティアの皆さんと障害者がそれぞれに役割分担し、大成功に終えたことを誇りに思いながら会を終えました。


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