<南部アイセンターだより>

 皆さまやご家族の方々におかれましては、新しい年を元気に迎えられたでしょうか。
 くれぐれも大きな病気をしたり事故にあわず、健やかな一年になりますようにお祈りします。
1.南部アイセンターを府民に広く知っていただくこと
  開設して2年8か月がたち、多くの会員やボランティアの方にご利用いただいています。同時に南部すべての視覚障害者の方に、城陽にミニミニライトハウスがあるのを知らせ尽くすこともまだ浸透し切れていません。例えば、いまだに利用「0」の3町役場に、相談会開催などをお願いに行くなどをしていきます。
さらにもっと大きな視点で考えると、一般府民にはほとんど知られていません。ここを今年は工夫しながら「ああ、そう言えば城陽にあるらしいで。近所に最近見えにくくなったおばあさんがいるから、行ってみたらと勧めてあげようか」と言ってもらえるように努めることを大きな目標にしていきます。
  その皮切りとして、当センターでの行事やサテライト講座についての記事を新年早々、3市で市民だよりに掲載いただけることになりました。木津川市では1月号に掲載され、八幡市と城陽市では2月号に相次いで掲載予定です。
また、今月号の「みんなの広場」でも案内していますが、1月29日(月)には、山城総合医療センターで京都府の視覚相談会が開催されます。これまでお会いできていない、見えない・見えにくい方が一人でも多く顔を出していただけるように、本会をあげて宣伝に努めましょう。例えば、チラシを会員やボランティアの方の家に貼っていただくなど、皆さんが宣伝マンになっていただくよう、ご協力をお願いします。
  12月10日には、南部地域団体長とセンターの運営委員との合同会 
 議で、この他のことも合わせて協議しました。今年の様々な取り組み
 について、引き続き本会をあげて独りぼっちの視覚障害者をなくすた
 めに、よく相談して具体的に進めていきましょう。
2.恒例の「サテライト年忘れの集い」に47名が集まりました!
  南部の京田辺・長岡京・宇治の3か所で毎月開催中の南部サテライトは、年間500名近くの方が参加されています。年1回は共に集まろうと、年末に「忘年会」を当センターで開催されていて、今年度は昨年12月6日に開催されました。日頃鍛えた、大正琴・オカリナ・ハーモニカ・フルート・ギター・ピアノ・よし笛の楽器演奏や詩の朗読などに20名も出演。楽譜や紙面が見えない中で、繰り返し練習されるのですからその努力に頭が下がります。昼食を挟んでゲームなどを楽しみ、「またお会いしましょう」と笑顔で挨拶。テーブルごとに他の地域の方と話も弾みました。普段サテライトには参加されていない方も7名来てもらえました。
  全体で47名も来られましたが、皆さん何ごとにも積極的で、昨年12月1日にオープンした神戸アイセンターにも早く見学に行きたいと言われていました。
  また、あはき法19条裁判の署名報告をすると、「妹にも頼むので署名用紙をください」との申し出もありました。南部では宇治や城陽など各地で皆さんが一生懸命取り組まれ、京都全体の署名数の3分の1以上が寄せられています。
  最後に、参加された方々の一言をご紹介します。
  「皆さんに触発されて楽器演奏したが、少し間違えて頭が真っ白になった。来年までに練習してきます。」
  「アイセンターやサテライトなど、視覚障害者の行き場があるのがいい。」
 「他の地域の方と会えて情報交換ができた。電話番号も聞けた。」
 「京都市内からアイセンターに来るようになって、親しくなれる人が増えた。来年はもっと上手に演奏できるようになりたい。」
 「どの楽器も、見えない中で演奏されるのは大変だろうと思った。中でも大正琴は、離れた位置での指使いなので、すごいと感心した。」
 「いろんなところに行くたびに新しい仲間が増える。」
 「障害にめげず、来年も頑張りたい。」


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