[地域団体より報告] 「手打ちそば体験講習会と大人のための読み聞かせ」を開催しました!
京都府視覚障害者協会 京丹後支部
去る11月22日、丹後視力障害者福祉センターを会場に、会員、ガイドヘルパーなど付添者を含む計23名が集まり、標記体験研修会等を実施しました。
当日は、講師に前中途失明者巡回生活指導員の田井(たい)さんを迎え、そばの打ち方を教えていただきました。注意点等を聞いた後、さっそくボールに入れたそば粉に水を注ぎ、手でこねてかたまりにしました。その後、手でもんで形にするのは大変な作業でした。手には粉がつくし、力を入れてこねると腕はだるいし、上手にできないし、どんな形になっているのか分からず適当にこね上げると、もういいでしょうとなり、延ばし棒で平べったく延ばして、大きな円形になると畳んで切っていくのですが、私たちには難しいので、付添者にも手伝ってもらいながら、太いのや細いのがあったりと、手打ちそばであることが分かりました。昼食は、事前に講師が用意してくださったそばを湯がいて、特製の出汁で食べました。今年は、特にコシがあってしこしこしていると参加者も喜んでいました。なお、自分たちで打ったそばは持ち帰りました。
午後からは、音訳グループのオカリナ演奏と読み聞かせを鑑賞しました。時期的にクリスマスの音楽も入り、素朴なオカリナの音色は秋の丹後によく似合うようでした。
午前の手打ちそば体験講習会は委託事業、午後のオカリナ演奏と読み聞かせは自主事業として実施しましたが、時期に応じた行事はタイミングがずれると意味がなくなってしまいます。講師や会場の調整、天候と全てがかみ合わなければ、上手くいかないことが多いです。今回も何とか実施ができ、会員の社会参加の手助けになったのではと思います。