[報告] 「第1回 女性部 府内合流研修会」を宇治の地で開催
宇治市視覚障害者協会
平井 由里(ひらい ゆり)
去る10月19日、昨年まで「ふれあいのつどい」の呼び名で実施されていた京視協女性部実施の研修会を、今年から標題のように改定して宇治川東岸にある匠の館で開催しました。
当日は、あいにくの雨でしたが、府内各地域団体からガイドヘルパーさんを含め87名の参加がありました。
櫻田女性部長の開会挨拶などがあって、今回のメニューは午前が「お茶を美味しく楽しむには」、午後が「特殊詐欺の被害にあわないために」の2本立てでした。
まず匠の館の担当者が、100グラム5,000円の玉露を使って「熱湯を40度まで落としてから」と、うまみを引き出す適温からの手ほどきでした。
同じ玉露を使い、温度を上げたお湯で三服味わった後、最後は茶葉をおしたしで食べて終了。うまみを絞り尽くしたのに、なお玉露ならではの柔らかい食感を楽しみました。
午後は、京都府から消費生活安全センターの出前講座を企画しました。特殊詐欺のよくある例を、タレントの西川きよしさん一家が演じる寸劇仕立てでビデオを使い再現。ひとコマ毎に注意したいポイントの解説があり、また参加者から似たような体験を話してもらい、決して人ごとではないことを実感しました。
詐欺師の巧みな手口の餌食にならないためにも、電話がかかってきてもすぐに反応しない。「おかしい」と思ったら身近な人に相談するなど、心構えを新たにして閉会しました。