[地域団体より報告] 「目の健康講座」を開催しました
宇治市視覚障害者協会
去る11月12日の午後、JR「宇治」駅前の「ゆめりあ宇治」で市民を対象にした標記講座を開催しました。
当日は、宇治武田病院の眼科部長の河本知栄(かわもと ともえ)先生に講師としてお越しいただきました。
開口一番「こんなよい天気で暖かい日に、部屋にこもる勉強に大勢の方に来てくださって」と会場を和ませる語りかけからでした。約1時間余り、肩のこらない雰囲気を保ちながら、目の病気について分かりやすい解説をしていただきました。
100名を超える聴衆はプロジェクターに次々に映し出される異常な見え方の実例に釘付けでした。
また、河本先生は同病院の視能訓練士を伴って来られるという熱意でした。
参加者は、休憩時間などを使い、視野の欠けをチェックする約4センチの丸いシートを使い、少し離れた位置から見たり、片目をふさいで見るなどしていました。また、碁盤の目の中心を見て歪みやぼやけがあるかなどを確かめるチャートをもらっておられました。
後半のお楽しみは、同志社女子大学音楽科出身の弦楽四重奏団「コルニーチェ」の皆さんが、至福のひとときを提供してくれました。
耳馴染みのクラシックの小品に始まり、歌謡曲、Jポップスなど聴衆を魅了するハーモニーを万雷の拍手で終わりが来るのを惜しむほどでした。
今回も会場設営してくださった点訳グループ「宇治川」、「宇治リーディングボランティア」の皆さまに心からお礼を申し上げます。