<アイセンターだより>

1.センターは3年目の折り返し点を迎えました!
 関係者のご支援を得て、延べご利用者数は、10月10日現在で7041名と節目の7000名を超えました。
 10月は、定例のサロンのほか、行事が目白押しでとても賑やかでした。11月は、少し落ち着くので、後半から4年目をどう取り組むのか、じっくり考えていく時期となります。
  
2.成果と課題について考えています
 センターは、ライトハウスとの共同運営ではなく、当事者団体自らが初めて作った出先機関です。最初からレールが引かれていたわけではなく、試行錯誤の繰り返しです。多くの失敗もしました。そこで、まずセンターの運営に関して本会全体で考えていただきたいと思います。京都市内、北部からも遠慮せず感想を述べてください。そして、何よりも、南部各地域団体では具体的に意見交換し合う場を持ってほしいと思います。リピーターの皆さんには、本当に月何回もご利用いただき、頭が下がります。しかし、一度も来られていない会員も多くおられます。リピーターの中には加齢などで残念ながら亡くなられる方もあり、減少傾向が見受けられます。
 また、せっかく南部にミニミニライトハウスができたことを、視覚障害者に知らせ尽くせていない地域が依然としてあります。府内南部3町からは、いまだに来館実績がありません。情報弱者の方に3年も掛かって、この情報が届け切れていないのは問題です。今年度後半で一定の策を打ち尽くす必要があります。
 4年目以降のセンターの運営をどうするか、センター長や臨時職員の人件費の見通しや事業予算の確保など、結論が急がれる課題も多くあります。
3.4年目につなげ、拡げたい前進面に触れます
 最近は毎週のように、複数の相談・問い合わせがあります。10月12日現在で延べ137件。市町村や眼科などからの紹介が増えています。もちろん、多くが非会員です。本会としても、広報に力を入れた宇治市での京都府視覚巡回相談会に、34名が来られました。来年1月には木津川市で実施されますので、11月から準備を始めたいと思っています。
 私たちを最も身近で支援いただいている、点字・朗読サークルとの連携が深まる地域が増えています。八幡での白杖安全デー府内南部集会は124名の参加で、成功裡に終わりました。八幡支部は様々な困難を乗り越え頑張られたと思いますが、それは八幡市やサークルなどが、半年前から当日まで支えてくださったからでもあります。並行して、八幡では出前講座を始めましたが、これを機に宇治や京田辺のサテライトでも参加いただいているように、八幡でも点字・朗読サークルのご参加をお願いしていきます。
城陽の朗読サークル「陽声」さんは、支部役員会の記録役を引き受けてくださり、あはき法19条違憲訴訟の署名においては、サークルをあげて取り組んでいただき、291筆集めていただきました。「せっかく、城陽にセンターができたのだから、私たちが支えなあかん」と、会長はいつもカバンに署名用紙を入れておられます。そして、10月25日には、城陽支部との交流会を開催していただき、見事な朗読を披露していただきました。懇談会では、どうすれば、京視協の良さを知ってもらえるか、一般市民にも会や「陽声」さんの活動ぶりを伝えられるかなどについて幅広く話し合いました。交流会には、全体で、42名が集まられました。
 まだまだ社会的に知られていないセンターを、一般府民にどう知ってもらうか、「そう言えば、城陽に見えない・見えにくい人のための施設があるらしい。隣のおばあさん、見えにくいと嘆いてはる、紹介してあげようか」と、声をかけてもらえるように、チャレンジしてみませんか。
4.10月の川柳講座の優秀作を紹介します!
 お題は「流す」「泣く」で、最優秀作は、「虎の子と 水洗トイレで 泣き別れ」でした。 


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