第18回フルートとともに
私の祖父が長崎市内の浦上地区を歩いていると、偶然にも盲学校を見つけ、早速校長に会い、孫を入学させてほしいと頼んだところ、校長は喜んですぐにでも来てくださいと言ってくれました。しかし、私は満6歳になったばかり、あまりにも幼すぎるという両親の思いから、1年後の1956年4月、長崎県立盲学校小学部に入学しました。当時は父兄の方からたずねてきたことは非常に珍しかったそうです。入学式前日に祖母の背中におんぶされ、盲学校に向かっていたことが今でも懐かしく思い出されます。
さて、私たちのコンサートも今年で18回を迎えます。
ご来場の皆さまと心やすらぐ時をご一緒できたらと思います。
日時:12月2日(土) 開演 14時(開場13時30分)
会場:ライトハウス 4階 あけぼのホール
出演者:
フルート:平山 昭一(ひらやま しょういち)、長崎市出身、生まれなが
らの全盲。
ピアノ兼司会:西村 晶(にしむら あき)、名古屋市出身、京都YMCA
の朗読ボランティアとして活動。第3回から参加。
ピアノ:久世 尚(くぜ たかし)京都市出身、京都ベルディ協会会員。
第8回から参加。
企画担当:久世 敏代(くぜ としよ)京都市出身、第8回から参加。
フルート共演:今岡 美枝子(いまおか みえこ)兵庫県出身、京都ライ
トハウスで音訳活動に携わる。第16回から参加。