宮津支部だより

京都府視覚障害者協会 宮津支部
「会員の輪と福祉の輪を広げる」
 去る7月2日、会員・ボランティアを含めて総勢28名で、京丹後市の「フルーツ王国やさか」へメロン狩りに出かけました。
 当支部は会員数が少ないため、支部運営や個人会員がお世話になっている宮津市社会福祉協議会を通じて、音訳ボランティア、点訳ボランティア、デイジーCD制作ボランティアと聴覚障害者と要約筆記ボランティア、手話通訳ボランティアの方々に呼びかけて「障害者だっていろんな生活体験をして楽しもう!!」と企画しました。
 当日参加できなかった会員には、帰ってから、参加者とメロンを持って訪問し「元気にしていますか?」「会員はみんな平等やで。遠慮せんでいいし、次の計画の時は、一緒に行きましょう!」と声を掛け、メロンを届けました。
 会員にとっては、普段お世話になっているボランティアの方にお礼を言う機会にもなり、ボランティアの皆さんにも、より親近感を感じていただく楽しい一日となりました。 
 また、福祉の輪を広げるためにも「独りぼっちの視覚障害者をなくすために取り組んでいる当支部の活動を話題にし、視覚障害者の情報を教えてください」とPRもしました。
「小学生と交流」で感じたこと
 
 去る7月12日、宮津市社会福祉協議会を通じて依頼のあった、宮津市内の日置小学校に「障害者と人権」についての講演に行ってきました
 当日は、全校生徒26名が待つ部屋に、白杖を使って入室し「これを見たことありますか?」と聞くと3名の生徒が手を挙げてくれました。 
 その後、白杖の意味、視覚障害者や他の障害の部位や障害の程度によって、等級が決めてあることなどについて、熱心に聞いてくれました。
 限られた時間の中でしたが「困ったことはなかったですか?」「見かけたら声をかけてあげたいです」と質問や意見を聞くことができました。最後には、生徒の代表からお礼の言葉と花束をプレゼントされて感激しました。
 翌週、お礼の手紙を生徒の皆さんに書いたところ、学校側から、一人ひとりがお礼の文書を書きましたと22枚に綴られた「ありがとう」の表紙がついた感想文が届きました。「困っている人がいたら助けてあげたいと思います」「無視をしていたけれど、これからは声をかけたいと思います」と学年に応じて感じたことを素直に書いてくれており、障害に対して理解しようとすることが表現されており、あらためて感動しました。
 これを機に、できることなら、毎年、学校に出かけ、生徒たちの成長とともに交流を続けていきたいと思いました。


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