<アイセンターだより>
今年の夏の暑いこと。センターに来られる時は皆さん、汗びっしょり。お互い十分な水分と栄養、睡眠に気をつけて夏を乗り切ろうと話し合っています。
1.センターの新しいチラシを作成しました!
センターも3年目を迎えました。川柳やヨガなどのサークルの開催日を具体的に書くなど、少し内容を変えた今年度用のチラシを作成しました。ガイドヘルパー募集の案内と一緒に、各市町村の窓口や眼科医、京都府立医科大学附属病院眼科のロービジョン担当などにも届けています。チラシは最近開業された眼科医にもお邪魔して頼みました。もっと多くの眼科医や病院の眼科などにもチラシを置いていただけるような、太いルートが確立できたらいいなと思います。
日盲連の調査によると、中途失明者などで、相談機関や日常生活用具等を知るまでに、4分の1の方が、5年以上もかかっておられるそうです。さらに、3割の方が「相談先がない」と訴えておられます。京都府南部に約2300人おられる身体障害者手帳をお持ちの視覚障害者はもちろん、見えにくくなっておられる方々に、南部の中心地に相談や集える場があることをお知らせ尽くしたいものです。
2.「あはき法19条裁判」って何?
皆さまのところにも、署名用紙が届いていると思います。現在、3か所の地方裁判所で、裁判が進んでいます。もし、裁判で被告の厚生労働省が負け、多くの晴眼者が業界に進出すると、マッサージ業で細々と生計を立てておられる視覚障害者の方々が、もっと苦境に追い込まれるのは必至です。裁判所宛てに提出する署名活動が始まり、センターに来られる方にも、協力をお願いしています。私たちの中では当たり前のように使っている「あまし」の略称が通じない、裁判がされていることもご存じないなど、丁寧に説明しなければ、市民の方が署名にご協力いただけるまでには至りません。
日盲連の竹下会長は、「広く宣伝して国民の理解を得ないと勝てない、近畿の代表は街頭宣伝も必要」と言われました。一方、私たちは、署名活動は苦手な分野です。趣旨を読み上げることもできないし、ここに住所と氏名を書いてほしいと指差すことも難しいです。でも、支援いただく方のサポートも得て、例えば、JR城陽駅や近鉄大久保駅などでも、いずれ呼びかけられるようにできたらいいですね。裁判についてのミニミニ学習会も開きたいものです。まずは、家族やお知り合いに声をかけ、できることから始めましょう。
3.JR「城陽」駅ホームの拡幅工事が行われています
JR城陽駅の京都方面行きホームは北側が一部、1.5メートルと狭くなっていましたが、他の部分に合わせるための拡幅工事が実施されています。9月頃までの予定と聞いております。最近、奈良線は海外を含めた観光客でとてもよく混みます。狭い部分は乗り降りに危ないので、工事期間中は特にご注意ください。
4.出前講座を木津川市と八幡市で行います
センターに来られるのを待つだけでなく、相談員さんと共に、現地に出かけることに努めています。市役所のご協力で、木津川市での集いを7月14日に始めました。少人数でしたが、お互いの情報交換だけでも参考になりました。白杖安全デー府内南部集会の開催地の八幡支部はその準備に忙しいのですが、八幡市でも市役所のご協力も得て9月から実施予定です。
また、八幡市では7月5日に、市立図書館で情報ステーション主催の移動図書館「てくてく」が行われました。点字や朗読サークルも参加されて、27名が参加。その場で、リンクポケットの練習をされた方もおられました。
5.8月のサークル活動について
センターで毎月実施中のヨガやオカリナ、おしゃべりサロンなどに初めて参加される方が増えています。新しい方を迎えられるのは、大変うれしい限りです。
なお、8月は、お盆などでお休みをされるサークルもあります。初めてのぞいてみようと思われている方や、先月お休みだった方は、一度ご確認ください。
最後に、7月の川柳教室のお題は、「変わる」で、最優秀作は「本音へと 変わる二次会 三次会」でした。
投句者ご本人は入院中ですが、ご家族の代筆で応募いただきました。一日も早いご回復をみんなでお祈りしています。
関連画像
南部アイセンターで開催された、NTTドコモ主催ドコモハーティー講座を受けられている様子