南部アイセンターだより

南部アイセンターだより
1.初の外出企画に行ってきました!
 かねてから、ウォーキングなど外に出て楽しむ行事もしてほしいとの要望をいただいていました。そこで、10月21日にJR線で行く大回りの旅を実施しました。大阪府島本町在住の鉄道マニアの松見(まつみ)さんに企画していただき、このほど、中途失明者巡回相談員に就任された、鳥居寮元職員の清水(しみず)さんにも参加いただき、総勢21名で一筆書きのコースを楽しんできました。
 JR「木津」駅に集合し、関西本線で三重県の「柘植(つげ)」駅まで行き、そこで乗り換え、草津線の車中で弁当を食べながら「草津」駅へ。そこから「京都」駅で解散の3時間ほどの旅でした。好天に恵まれ、また予想以上の人出で、特に「加茂」駅から「柘植」駅まではワンマンカーで超満員。皆さん持参のおやつもいただき、ワイワイガヤガヤと「楽しかった」「また、行こう」との感想が寄せられていました。
 今後も実施したいと思いますので、行き先や内容についてのご希望をお寄せください。
2.川柳教室に32作品もの投句をいただきました!
 宇治の高野(たかの)さんにお世話になって始まった川柳教室。2回目にはお題が出て、参加者は思いついたらすぐメモと、多い方では6句も作るなど、合わせて32句もできました。コメントの後は、過去の有名人を詠んだ句で、誰が詠まれたのか当ててみるなど、楽しみました。
 次回は、12月12日(月)13時30分からです。ちなみに、お題は「歌」「夢」です。それぞれ3句以内で、でき次第センターにお寄せください。まだ、参加されていない方も、ちょっと作ってみてお越しください。まずは見学も大歓迎です。
3.ハーモニカっていいですね!
 京都府網膜色素変性症協会(JRPS京都)の南部のつどいが、10月12日に開催されました。南部の会員のために開催するということに加え、センターを盛り上げようと、昨年に引き続き開催されました。視覚障害者を含む4人のハーモニカグループが大阪から駆けつけてくださり、「ムーンリバー」「涙の連絡船」など、懐かしい曲を見事に演奏いただきました。ハーモニカ演奏を楽しみに、初めてセンターに来られた方も数名おられました。その後、30名がそれぞれ自己紹介をし、和やかに懇談しました。
 また、センターのサークルであるオカリナクラブは、12月7日(水)に、南部サテライト「南部サテライト忘年会」(みんなの広場内の、南部サテライト事業集まって学びましょうで案内を掲載しています)でデビューしようと、11月は練習日を増やす予定で、猛練習中です。音楽を楽しむ企画も実施できたらいいですね。
4.もう、三度の犠牲はあってはならない
 10月16日に大阪で、近鉄電車のホームから転落して男性が亡くなられました。センターに来られる方からも、8月に起きた東京の地下鉄での死亡事故と相次ぐ事故に、様々なご意見や感想をいただいています。
  ①府内郡部の駅にはホーム柵がないので、早く作ってほしい。
  ②ホームの点字ブロックに内方線のない駅も多い。転落時の緊急避難の
   ホーム下のへこみもない。
  ③点字ブロックのすぐ横に柱があってぶつかる。盲導犬はどう歩くのだ
   ろうか。
  ④ホームと電車との間に大人がすっぽり入る隙間のある駅もある。いつ
   もヒヤヒヤしている。
⑤高槻市には、経費の比較的安価なホームバーがある。
 ホーム柵は視覚障害者だけの問題ではないと竹下(たけした)日盲連会長も強調しており、京都でも要望活動を強めたいなどの声があります。
 声かけについては、急に声をかけられると方角が変わり、コースを間違ってしまうという視覚障害者の声と、どう声をかけたらいいのかわからないという府市民の声があり、双方の理解を深める必要があります。
 最近では、ヘルプマークを保健所でもらい、鞄に付けている方もおられますし、困ったら白杖を上にあげて支援を受けられる方もおられます。
 また、白杖を使っていない方がおられますが、使っていないと周りからは視覚に障害があるのかわからないので、この際、少なくとも外出時には使うように勧めてみようとのご意見もあります。
 センターでは、今後も、皆さんの思いを聞いていきたいと考えています。もう、これ以上の犠牲は耐えられません。


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