第50回白杖安全デー南部集会の報告

第50回白杖安全デー南部集会の報告
  京田辺市視覚障害者協会
 京田辺市視覚障害者協会の主管で、10月2日、13時30分から16時まで「視覚障害者の歩行と自転車利用者のマナーについて」をテーマに、京田辺市CIKビルのキララホールにおいて開催しました。司会・進行や参加者の誘導には、京田辺市朗読ボランティア「せせらぎ」、点訳ボランティア「すみれ」の皆さんの協力をいただき、他にも市役所や社会福祉協議会職員、京視協職員・巡回相談員・訓練員、他地域のボランティアなど113名が参加されました。京視協の松永(まつなが)副会長による開会挨拶、京田辺市視覚障害者協会の内野(うちの)会長による歓迎の挨拶、来賓の京田辺市の石井(いしい)市長と京田辺市社会福祉協議会の長谷川(はせがわ)会長による祝辞に続いて、京田辺市立大住(おおすみ)中学校合唱部の皆さんが美しく澄んだ歌声を披露、ボイストレーニングしていただいている先生は、かつて京都府立盲学校で音楽を担当されていたそうです。最近の大会でも銀賞に輝き、参加者からは、「上手やなあ、癒された」とアンコールがありました。
 その後、宇治・城陽・京田辺から3名の会員が自転車に関わる体験を発表しました。白杖が折られ、スペアを持っていなかったので、細心の注意を払ってやっと家まで帰れた。近くの女性が店に駆け込み、白杖を直してくれたこともあった。自転車との接触以外にも含めて、これまでに9本も白杖を折った。自転車とぶつかり顔に大けがをした。さらに、昨年、徳島県でトラックにひかれて死亡された方が、1年間、京都府立盲学校に在籍されていたという話もありました。
 続いて、田辺警察署の西村(にしむら)交通安全課長による「安全な自転車走行」の講演を聞きました。体験発表を聞き、私たちの立場も理解して、これから指導していきたいと話していただきました。講演後、当会の岡井(おかい)氏が、ルールを守って安全走行してほしい。警察の取り締まりや点字ブロックの上に駐輪しないでほしいなど、8項目のアピール文を読み上げ、拍手で採択しました。
 最後に、来年の開催予定地である京視協八幡支部の磯部(いそべ)支部長の閉会挨拶で集会を終了しました。
 集会終了後は、近鉄「新田辺」駅前に移動して、南部各地域からの参加者や職員、さらにボランティアの方などを含め24名で、アピール文入りのティッシュ200個を配布して街頭啓発をしました。その様子を京都新聞に取材いただき、翌日の朝刊に写真入りで記事を掲載いただきました。


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