居宅における視覚障害者への代読・代筆について

居宅における視覚障害者への代読・代筆について
 本会では、視覚障害者が日常生活を営む上で必要不可欠である代読・代筆について、本人の希望に基づきホームヘルパーが業務として適切に実施するよう要望してきました。しかし、「ホームヘルプサービスを利用しているが、事業所に希望しても代読・代筆をしてもらえない」という声が寄せられていたことから、京都府・京都市への予算要望活動の場で、見解をお聞きし、意見交換を行いました。
 その結果、「代読・代筆はコミュニケーション支援の一部として家事援助に含まれており、ホームヘルパーが居宅で実施できる内容である。もし充分なサービスが受けられないような事例があれば、事業所等を指導していきたい」とご回答をいただきました。
 視覚障害者の中には、「調理・掃除などの家事援助は不要だが、代筆・代読だけは必要」という方もおられます。そのような内容であってもあらかじめ支給決定を受けていれば、家事援助として利用することができます。
 そこで、支給決定を受け、代読・代筆を希望しても家事援助の中で対応していただけないといった方がおられましたら、各市町村・区役所の担当窓口へご相談ください。また、それでも解決に至らないような場合は、本会として共に考えていきたいと思いますので、京視協事務所までご連絡ください。
 なお、この内容は障害福祉サービスに関するものであり、介護保険制度のホームヘルパーも利用対象となる方については、国・市町村や事業所と共に整理し解決すべき課題がまだまだ残っています。今後も私たち視覚障害者のニーズや生活実態にあった形で各種福祉サービスが提供されるよう、働きかけていきたいと思います。


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