<南部アイセンターだより>
5月29日に、1周年記念事業を実施しました。京都新聞の二日前の朝刊に
「視覚障害者、励ましアイ」という見出しで、大きく掲載していただきました。
「励ましアイ」のアイは片仮名です。また、点字サークルの取材もされ、大きな
写真で掲載していただきました。その他、地元の洛南タイムスには、1面全部を
使って記事を掲載していただき、軽やかに社交ダンスを舞っておられる大きな写真も載せていただきました。また、城南新報にも記事を掲載していただきました。
このように新聞各社の報道によって、地域に南部アイセンターを紹介いただくことができました。
当日、11時からの記念式典では、京都府、地元の城陽市長、京都聴覚言語障害者
福祉協会理事長から祝辞をいただき、多くの当事者をはじめ、市町村、社会福祉
協議会、ボランティアグループ、京都府眼科医会、京都府立盲学校、京都
ライトハウス、京都府立視力障害者福祉センター、丹後視力障害者福祉センターなどの方に出席していただきました。なお、出席者からは熊本地震へのお見舞いも
述べられました。
田尻会長は、「京都府南部では、平成12年から3か所で、毎月、視覚障害者が
集える南部サテライト事業が行われてきたことが契機になって、京都
ライトハウスだけでなく、身近な地域に集まることができ、独りぼっちの視覚
障害者をなくすための象徴的な施設として、このセンターを開設した。
現在、北部にも欲しいと検討している。
また、前日の5月28日は、京都ライトハウスが開設した高齢者総合福祉センター
ライトハウス朱雀の竣工式があり、本日の1周年と相次ぎ、拠点が一つひとつ充実
してきている。視覚障害者の願いや人権が尊ばれ、法律や京都府条例が
活かせるよう、2年目の南部アイセンターの事業を進めて参りたい。」
と挨拶されました。
また、日本盲人会連合近畿ブロックの視覚障害関係団体からは、社会福祉法人
兵庫県視覚障害者福祉協会の田中(たなか)会長がかけつけてくださり、滋賀県と
和歌山県の視覚障害者福祉協会からいただいた祝電も紹介しました。
午後は、音楽などの楽しい催しを行いました。視覚障害者のギター演奏や
八幡支部の磯部治(いそべ おさむ)さんによる民謡披露に、聴衆から多くの拍手が送られ、東宇治北地域包括支援センターの職員による「認知症漫才」では大いに
笑い、「とり」はセンター真向かいの城陽市立城陽中学校吹奏楽部42名の部員に
見事な演奏を披露していただきました。聴衆のアンコールの声に応えて「ふるさと」を演奏して、立ち見で一杯の会場から盛大な拍手が送られました。
当日、ボランティアの皆さまには、朝早くから最寄りの駅での誘導や、
センター内での誘導等、式典を支えていただきました。また、近隣のお店や
眼科医院にポスターを貼らせていただき、大きく新聞報道もされて、初めて
センターに来られた市民も多くおられました。会場前では京視協とライトハウスの
職員労働組合によるライトハウス朱雀建設募金のバザーも行われました。
この日は、約250名が来館され、これによりセンターの延べ利用者数は、6月21日
現在で3500名を越えました。
最後に、川柳の集いへの参加募集のお知らせです。
おしゃべりサークルも始まりましたが、さらに趣味を楽しんでいただこうと、宇治の会員である高野末次(たかの すえつぐ)さんにお世話になって、9月12日(月)13時30分からセンターで始めます。習ってみよう、始めてみようと思われる方を大募集
します。全くの初心者の方も大歓迎です。また、サポートいただけるボランティアのご協力もお願いしたいと存じます。参加される方、ボランティアの方、
是非センターまでお電話ください。お待ちしています。