<南部アイセンターだより>

南部アイセンターだより>
 ご利用者が3000人を超え、5月19日現在で3028名になりました。オープンして1年が経った節目にセンターを支えていただいている全ての方々に、心から御礼申し上げます。
 日々の運営やガイドヘルパー現任研修などの事業と共に、5月は、センターの1周年式典及び記念事業の準備に職員一同頑張りました。来賓・出演者の調整をはじめ、ボランティアの方とも何度も打ち合わせなどを行い、漏れや気づいていない点はないかなど、ミーティングを繰り返しました。
 また、この機会に、近所の方々に知っていただこうと、生協やコンビニなどにポスター掲示の依頼をしたり、近くの眼科の先生にもお願いに行きました。さらに、南部の市町・社会福祉協議会にもポスター掲示やチラシを窓口で配布していただくようお願いに回りました。また、地元の新聞社が取材を兼ねて、社交ダンスの皆さまにインタビューをしてくれました。
 次に5月に開催した、おしゃべりサロンの報告をします。
 今回は、ライトハウス鳥居寮元職員の清水(しみず)さんの司会で実施しました。それぞれが悩みや困っていることを出し合い、機器に詳しい方からは、それぞれの特徴を説明いただきました。ボランティアの方は、この日のために、今話題の「エアーケーン」をインターネットで取り寄せ、災害や避難所生活に備えておいたらどうかと紹介いただきました。エアーケーンとは、細長い風船のようなものを膨らませて、緊急時等に白杖の代わりとして使うもので、皆で、膨らませたり、触って体験しました。
 次に、2年目のセンターの取り組みの柱を三点、説明します。
 一点目は、南部に約2300名おられる視覚障害者に、城陽にミニミニライトハウスができたことをお知らせ尽くすことです。かなり知れわたった実感がありますが、まだ、利用のない地域もあり、独りぼっちの視覚障害者をなくすために、あらゆる機会を活かして周知しきりたいと考えています。
 二点目は、ニーズに基づき、様々なメニューを広げたいということです。現在、相談件数が増えてきており、早期の相談の呼びかけもしているので、相談体制を一層充実させていきたいです。利用者が増えているパソコンについては、教えていただける方を大募集しています。また、現在、川柳を教えていただいている宇治の会員の方と相談を始めつつあり、川柳をやってみたい方を大募集しています。是非お電話ください。趣味や楽しい催しを増やし、サロンに繋げていきたいです。
 なお、年4回開館予定の土日祝についても積極的にご利用いただければ幸いです。
 三点目は、関係機関との繋がりをもう一回広げることについてです。1年目も実にたくさんの方々との結びつきがあり、言葉に言い尽くせないご支援をいただきました。この結びつきを継続発展させると共に、まだ、結びつきが全くない方、不十分な方との新たな結びつきを少しでも具体化したいです。
 また、周辺の点字ブロック設置やJR「城陽」駅などの環境改善要望も2年目には行いたいです。
 さらに、ホームページでのPRを実施してほしいと、多くの方からご意見をいただいており、新たな人々との出会いを作っていくため、経験豊かな方の援助をいただいて、検討したいです。
 これらをどう進めるか、6月20日(月)の今年度最初の南部アイセンター運営委員会で協議します。皆さまも是非ご意見をお寄せください。
 また、5月19日には、相談員・訓練員と共に、視覚相談会の京都府の新しい担当者にご挨拶を兼ねて、今年度、南部で3か所開催予定の相談会について話をしてきました。昨年度は、各地域団体とも連携し、例えば、城陽で開催の相談会には40名以上の参加がありました。5月18日の綾部での相談会にも60名以上が来られ、当日、講演された視能訓練士の方は、自ら患者さんに手紙を送り、参加を呼びかけられました。また、綾部市は、市内の手帳をお持ちの全ての方に個別通知をしていただいたと聞きました。
 独りぼっちの視覚障害者をなくし、早期の相談を呼びかける機会として、私たちも是非宣伝に務めましょう。


現在、シンプルな表示の白黒反転画面になっています。上部の配色変更 ボタンで一般的な表示に切り換えることができます。


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