(報告) 京都府南部サテライト事業で植物園を満喫
5月22日、府立植物園を散策しました。ガイドヘルパーの方を含め、23名が参加。月1回、長岡京・宇治・京田辺でそれぞれサテライト事業が行われていますが、昨秋の奈良に続いて2回目の合同行事でした。木や花に触れ香りを楽しむと共に、水琴窟を発見したり、昼食をともにしたりして、交流を深めました。
遠足の小学生が白杖を触ってくれたのもよかったと思います。
2年目を迎えたサテライト事業。4月と5月の計7回で延べ75名が参加。その中で、職員や各地域団体役員の声かけで、初めての方を14名迎えています。
点字や朗読サークルの方も12名来ていただいています。
この事業と並行しつつ、もっと発展させようと(仮称)「南部地域拠点」の立ち上げに向けた構想(案)が、理事会や地域団体長会議で検討されています。月1回の各地域でのサテライトそのものの充実とともに、定点かつ常設の拠点が、できるだけ早く実現することを願っています。
私達にとって待望のたまり場ができたときに、どんなサービスが実施してもらえるのか。逆に、こんなことをやってほしいとの要望を、各地域団体会議やサテライトの場で、あるいはボランティアや行政からもご意見やご協力をいただき、様々な場で繰り返し話し合い、みんなで一緒に中身づくりを進めていけたらと思います。また北部についても、この南部の実績をもってさらに進め、京視協全体での議論を活発にしていきたいものです。
この取り組みは、永年にわたって蓄積された京都府の巡回歩行訓練事業と巡回相談事業を担う担当者を中心に発想された新しい企画です。ここ京都における視覚障害児・者の交流の場、つながりを紡ぎ出す場として、参加された多くの参加者から強い後押しをいただいています。
皆さん、サテライト事業にお越しいただき、たくさんの意見を出し合い拠点作りを盛り上げていきましょう。
京田辺市 川島 隆夫