[地域団体より] タンデム自転車で秋を満喫!
京都府視覚障害者協会 綾部支部
11月16日に、綾部市総合運動公園で第3回目の「タンデムを楽しむ会」を開催しました。当日は京視協綾部支部を中心に、近隣市町村や京都市内の視覚障害者、ご夫婦、親子づれなど総勢50名を越える方々の参加があり、田尻会長も参加されました。
天候にも恵まれ、20台のタンデム自転車(2人分以上の座席とペダルを装備した自転車)に、前は晴眼者、後ろに視覚障害者がペアで乗ってスタート!最初は平坦な道で乗っていましたが、慣れてくると、ペアで息を合わせて坂道を登ったり下ったりして、颯爽と風を切り、紅葉の秋を満喫しました。皆さん楽しいひと時を過ごすことができました。
この取り組みが成功したのは、綾部市のガイドヘルパーで組織する「手引きの会」の皆さまのご協力があってのものです。心より感謝申し上げます。
綾部支部では、田尻会長が就任挨拶の中でも述べられている「運動体としての社会的責任を果たす」という強い思いに答え、今回の取り組みがサークルのような楽しい活動としてのみに終わらないよう、広く市民に啓発することを意識的に追求しました。その結果、京都新聞と綾部の市民新聞に掲載されました。
また、京都府ではこれまでタンデム自転車で公道を走ることができなかったため、様々な団体が要望活動を続けてきました。その結果、京都府道路交通規則の一部改正により、11月20日から公道の通行が可能となりました。これは全国の都道府県で11番目とのことです。多くの皆さまの地道な取り組みとご協力のお陰で、タンデム自転車での公道走行の解禁につながったことに、改めて感謝申し上げます。