報告 福島県での震災復興支援活動に参加してきました

コーラスさざなみ 櫻田 朋子
いつも皆様にお世話になっています、コーラスさざなみです。私たちは毎週木曜日の夜、ライトハウスの音楽室をお借りしてコーラスの練習をしています。
メンバーの一部の人が、京都市内にある京都聖徒協会というキリスト教会に通っています。その教会の企画で、昨年より、5月の連休を利用して福島県へ震災復興支援活動に出掛けています。去年は、誘われたメンバーだけで活動をしてきましたが、今年はさざなみ全員で参加することになりました。
 活動の内容は、仮設住宅の集会所を訪問して歌を歌ったり、鍼・マッサージの治療奉仕、そして、被災された方々の話し相手をするなどでした。
須賀川市にある宿舎を拠点に、1日目(5月3日)は八重の桜で注目されている会津若松市を、2日目は海辺にあるいわき市を訪ね、それぞれの仮設住宅の集会所に出かけ、集まられた方たちとしばらく交わりの時を持ちました。3日目の午後は、白河市にある教会で1時間余りのコンサートを開きました。コンサートでは、教会周辺の方だけでなく遠くから来られた方々などにも楽しんでいただきました。
 活動を通して、選曲に気をつかわなければいけないと思いました。唱歌の「ふるさと」を歌いましたが、この歌によって、自分たちの故郷の復興を願い希望を持たれる方がおられる反面、津波で家を流された方や家族の遺体がいまだに見つかっていない方は、たまらなく悲しくなるということを知りました。また、原発の被害で避難している方たちの中には、自分の家がありながらも、空き家となっている家にネズミが住みついていて、あらゆるものがかじられ、とても住める状態ではなくなっていた、将来どのようにしたらよいのか困っている・・・という方もおられました。テレビやラジオでは、このようなことは報道されていないので、現地に行って被災された方の話を直接聞くことによって知ったことがたくさんありました。治療をした方々の中にも、いつまでも仮設住宅にはいられない
ため、次の住み処のことを考えると気持ちが落ち着かず、相当ストレスをためている方もおられました。
 わずか3日くらいの訪問では、大したことはできませんでしたが、少しでも私たちの気持ちが伝わり、次のステップへの励みになっていただけたら嬉しいと思いながら帰路につきました。連れて行ってくださった教会の方々に感謝して、つたない報告文を終わります。


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