[報告文化部より] 第23回「手で触れる日展鑑賞会」報告

京視協・文化部・五感で楽しむ会
 昨年12月21日、京都市美術館において標記鑑賞会が開催され、視覚障害者10名、付添とボランティア8名、指導者の木代・谷口両先生をはじめ、作家の皆さん、美術館職員、京都教育大学の学生等40名が参加しました。
 素材は石、木、FRP(強化プラスチック)、パルプ、大理石と様々で、手で触れることの出来る対象となった10作品を作家と学生の説明を聞きながら鑑賞していきました。作品にはそれぞれテーマがあり、想像しながら触れていきます。「わぁっ、すごい」「ふんふん、なるほど」「へぇー、そういうことなのか」「あれっ、想像とちょっとちがう」「きれいな線やなぁ」等と思いながら手をすすめます。作家の皆さんに質問したり、自分の感じたことを伝えたり、感想を述べ合ったり、約2時間の鑑賞会はあっという間でした。
 手で触れて鑑賞できる機会と、ご指導ご協力いただいた皆さんに心より感謝申し上げ、最後に鑑賞作品をご紹介いたします(敬称略、順不同。作家名、テーマ、素材の順です)。
1. 谷口 淳一(たにぐち じゅんいち) 『わたしの時間』 石
2. 川田 良樹(かわだ よしき) 『湯あがりに・・・』 木
3. 柳浦 伊和夫(やなぎうら いわお) 『荒寥の地に立つ』 FRP
4. 高石 麻代(たかいし あさよ) 『foolish』 パルプ
5. 細川 忠夫(ほそかわ ただお) 『愛・育む』 FRP
6. 芦田 風馬(あしだ ふうま) 『はばたく』 石
7. 西山 良文(にしやま よしふみ) 『絆=8「母さんは僕の宝物」』  FRP
8. 石母田 ななみ(いしもだ ななみ) 『手紙』 FRP
9. 宇治川 久司(うじがわ ひさし) 『名月』 大理石
 10. 木代 喜司(きしろ よしじ) 『あの夜の月うさぎ』 FRP


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