<南部アイセンターだより>
1.特殊詐欺から身を守るための講習会を開催
2月20日、城陽警察署生活安全課の方に来ていただき、最近の特殊詐欺の傾向や被害状況、だまされないための対策などについてお話をしていただきました。
最近は「オレだけど」で始まる手口はほとんどなく、警察官を名乗ってアプローチし、さらにキャッシュカードのすり替えに誘導するという手口が増えているそうです。犯人は声を録音されることを極端にいやがるので、電話の会話を録音する装置の取り付けが有効であること、そして怪しい電話に出てしまったらすぐに警察に連絡してほしいということなどもお話されています。
ある参加者の方が、「ニュースなどを聞いてある程度は理解していたつもりだったが、やはり現場の警察官の話には説得力がある」とおっしゃっていました。参加者の皆さんには、特殊詐欺に対しての心構えの意識をいっそう高めていただけたのではないかと思います。
2.城陽市立深谷(ふかたに)小学校の生徒が来所~学校訪問への謝意を伝えるために~
3月3日、深谷小学校3年生の生徒さんと引率の先生、あわせておよそ40名の方がアイセンターに来られ、城陽市視覚障害者協会の小西正子(こにし まさこ)さんと面会をされました。
まず、代表の生徒さんから「1月に学校に来てくれた小西さんにお礼を言うために来ました」という言葉があり、続いてみんなで書いたという点字の手紙が小西さんに渡されました。小西さんはとてもうれしそうで、そのあともしばらくの間、生徒さんたちと楽しそうにお話しをされていました。
そうそう、点字の手紙は、先生に教わりながらみんな自分で書いたということでした。これはすばらしい、すごいことです!!
3.宇治市南部学区福祉推進委員が宇治市視覚障害者協会の会員と懇談
3月10日、標記の福祉推進委員の方がアイセンターに来られ、宇治視協の会員の方と懇談をされました。推進委員の方は26名、宇治視協からは3名の方が参加されています。
アイセンターからは、推進委員の皆さんに向けてアイセンターの概要や活動状況などについて説明をさせていただきました。推進委員の皆さんからは、「視覚障害への理解をいっそう深めることができました」という言葉をいただいております。
4.川柳句会「万華鏡」・3月
今回は優秀作が2句あります。まず「桃(の花)」のお題で、南山城村の新山太美子(あらやま たみこ)さんの
雛人形(ひなにんぎょう) 正座(せいざ)ばかりで ひざ痛(いた)い
そして自由句の中から、京都市伏見区の中田寿子(なかた ひさこ)さんの
万歩計(まんぽけい) 探(さが)し回(まわ)って 歩数増(ほすうま)す
です。
お内裏(だいり)様はあぐらをかいていそうですが、お后(きさき)様は女性ですからやはり正座ですね。ひなまつりの翌日には箱にしまわれ、それでも正座のまま、これはなかなかしんどいかも。
そして万歩計、散歩に出る前に家の中で探し回るというのはありそうなお話です。それだけで歩数のノルマが達成できてしまう、まあ、そんなことはないか。
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