「第58回白杖安全デー府内南部集会」の報告
視覚障害者協会相楽会
会長 松本 良人(まつもと よしと)
去る10月13日の午後、精華町交流ホールにおいて、標記事業を開催しました。当日は、岩橋威夫(いわはし たけお)副町長をはじめとする来賓の方々をお迎えし、南部地域の会員や日頃よりご協力いただいておりますボランティアの皆さま、さらに地元の方々にもお越しいただき、約120名の参加者で会場は盛り上がりました。
集会は、朗読ボランティア こだまの成瀬恵(なるせ めぐみ)さんの司会で進行しました。最初に、オルガン奏者として全国各地で活躍されている澤朱里(さわ あかり)さんによるパイプオルガン演奏を堪能しました。パイプオルガンの織りなす多彩な音色に参加者は聴き入りました。
その後、「精華町の福祉の取り組みについて」というテーマで、精華町健康福祉環境部社会福祉課の講演を聞きました。精華町が現在取り組まれている「避難行動要支援者登録制度について」等についてお話を伺いました。
後半は、体験発表としまして、視覚障害者協会相楽会の新山太美子(あらやま たみこ)さんから報告をいただきました。交通が不便な地域にお住まいですが、住民の皆さんと交流し、また支援いただきながら、明るく生活されている様子が手に取るように伝わってきました。また、私たちが市町村に改善要望をお願いしていくべき
課題についてもお話しされましたが、話される内容を全て暗記され、時折皆さんの笑いも取りながらのお話しに、会場の皆さんも引き込まれるように聞き入っておられました。
その後、京都南雅楽研究会による雅楽演奏の後、京田辺市の内野正光(うちの まさみつ)さんによる決議文の朗読があり、駅ホームでの安全対策、駅の無人化、災害対策など山積する課題の解決に向けて力を合わせて取り組むことが満場一致で決議されました。
最後に京都府視覚障害者協会向日支部の井手晋一(いで しんいち)さんの挨拶をもって、集会は閉会しました。
開催にあたり、ご支援・ご協力いただきました皆さまに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。