<南部アイセンターだより>

1.南部地域の新紙幣対応への取り組み
 7月3日に3種類の新紙幣が発行されました。アイセンターでも、その翌日には新紙幣を準備して、サークル活動などに来られる方に触っていただいています。そして、それと並行して南部の地域団体でも新紙幣への対応の取り組みが進められています。
 このお便りを書いているのは7月の半ば過ぎですが、さっそく両替した新紙幣を用いて体験会を開かれた地域団体があります。また、体験会を準備されている地域団体もあると伺っています。
 「買い物したときのおつりの中に新札があったけど、もう使ってしもたわ」という人に出会いました。新紙幣を手にしたという人はまだまだ少ないようですが、じきに誰もが気にもとめずに使うことになるんでしょうね。
 新紙幣は、視覚障害者の方々にもおおむね好意的に受け入れられているみたいです。「何年か前に出た新500円玉が通らない自販機がまだ結構あるのに、もう新札か」なんていう声もなくはないですけど…。
 余談です。まったくといっていいほど見られなくなってしまった1円札や5円札、10円札ですが、これらは今も有効なのだそうです。ですから、聖徳太子《しょうとくたいし》から福沢諭吉《ふくざわゆきち》までの1万円札が有効なのは当たり前。特殊詐欺、旧札が使えなくなるなんて、「よく言うよ」という感じですね。
 ちなみに日本では、一度発行された紙幣は法令による特別な措置がとられないかぎり有効なのだそうです。
2.川柳句会「万華鏡」・7月
 お題は「杖(つえ)」、優秀作は宇治市の新井温雄(あらい はるお)さんの
 バランスが 悪《わる》いはずだよ 杖《つえ》がない
でした。
 この一句は、足が悪いために普段から杖を頼りに歩いている人のことを詠んだんだろうと思っていました。ところが新井さんに聞いてみると、そうではなくて、「いつも白杖を持って歩いているので、白杖がないと家の中を歩くときでもなんとなく体が安定しなくて、バランスが悪い」ということでした。ほかの参加者の方も「確かにそうかも。わかるような気がする」とおっしゃっていました。
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