山科視覚障害児者協会 活動レポート

山科視覚障害児者協会 活動レポート
カラーコーディネイト講座 パーソナルカラーを知ろう! 
8月3日、第3回目となるカラーコーディネイト講座を実施しました。
参加者は、男性4名、女性6名、うち初参加の方は3名でした。
色についての基本的な知識から具体的に自分に似合う色タイプはどんな雰囲気なのかについて学びました。
参加者一人ずつ、パーソナルカラー診断を受けました。
その傍らで、カラーコーディネイト講座ならではの自己紹介タイムを楽しみました。
「今日の装いは、こんな感じです」という内容の自己紹介を聴く中で、
御一人ずつのイメージを膨らませながらの交流ができました。
着るものは家族に任せているという人、
いつも同じような色調に揃えているという人、
色を見たことがないからあまりこだわってないという人、
見えなくてもおしゃれでありたい、好きな色と似あう色は違うかもしれないけど、自分はうまく色を選べているのか知りたいという人、
いつも似合う色やしっくりくる色は決まっているけれど、もっと幅広くいろんな色を楽しみたいという人、
TPOに関わらず失敗のないモノトーンを選びがちだという人、
組み合わせのパターンをいくつか揃えて、その中で選ぶことにしているという人、
色の記憶があり、大体相性も想像できるから見えなくても色を理解できているという人、
色がわからなくなったからこそ、余計に色にこだわり楽しみたいって思う人。
それぞれの色体験や状況は様々で、参加者のカラフルな心模様を分かち合うことができました。
色の間違い「あるある失敗談」では、
靴下の左右バラバラ履きが共通の体験談として聞かれました。
勿論、皆さん必ず左右1組にして選択する工夫や、片付け方の工夫もきちんとされているのですが、
それでもミラクルな失敗は避けられないようです。
靴下が勝手に動いたのかしらと思うくらい、いつの間にかまったく違うコンビになっていて、
運悪く左右バラバラでお出かけというアクシデント体験談に、共感のひとときが生まれました。
パーソナルカラー診断を受けて、
「自分が好きな色が自分に似合うカラータイプだったから嬉しい」
「派手だと思っていた赤やピンクだけど、やわらかい感じなら男性が着てもいいことがわかったので、服を選ぶ時の参考にする」というような、具体的な活用につながるお声が聴かれました。
アシスタントの小山さんからは、参加者それぞれのカラータイプ別に、今夏のトレンドカラーイメージについて説明して頂きました。
流行色は限られたものでなく、その中でもパーソナルカラー別に多様な広がりがある
ことを知りました。
パーソナルカラーを知った上で、具体的にどんな色が似あうか、新たな色へのトライへのアドバイスもあり、
まだまだわからないことがあるから、もっと学びたいという余韻を残しての閉会となりました。
NHKテレビの取材も入る中での講座でしたが、いつも通りフランクに質問や、交流ができました。
講座終了後のテレビ取材では、
「色が見えない人、見たことがない人にも色の楽しさを知ってほしい」、
「自分が思っていた色の感覚は幅の狭いものだった。どんな色でも涼しいとかあったかいとかいうイメージでとらえて、自分に合う雰囲気のものを楽しめるんだ!ということを知って、ほっとした」という声も聴かれました。
講師の中村先生からは、
「視覚障害があるからこそ、シンプルでストレートな質問や、色を知りたい!という強い気持ちを感じるだけに、お伝えする側としても嬉しい」というお声も頂きました。
次回のカラーコーディネイト講座からは、いよいよ実践的な内容にトライします。
男女、年齢に関わらず、帽子を活用される方が多いので、
「パーソナルカラーを踏まえての、顔立ち別帽子選び講座は?」と、ご提案させて頂きました。
皆さんから拍手も頂き、今秋11月23日にだい4貝カラーコーディネイト講座を実施予定です。
今後も参加者の皆さんと作る講座という思いをもって、自分たちの「知りたいこと」にトライしていきたいと思います。
お問い合わせ先山科視覚障碍児者協会 石河佳子
E-mail:yoshi-2★titan.ocn.ne.jp(メールアドレスは★を半角のアットマークに変更してください)
電話:090-7292-2048


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