2024年6月実施の京都市バス新ダイヤについて

 京都市交通局では、2024年6月1日(土)に、10年ぶりとなる大幅な路線・ダイヤの改編を行いますので、お知らせします。
ご利用状況に応じて運行回数を見直すほか、時刻の変更、運行経路の変更や系統番号の変更などを実施します。
 
1.まず、運行経路の変更等についてです。
なお、洛西地域については、後ほどまとめてご案内します。
(1) 「19」号系統は、昼間時間帯において、城南宮から十条通までの区間について、京阪国道経由から住宅の多い千本通経由へと変更し、上鳥羽エリアから京都駅方面へのアクセス向上を図ります。
(2) 「22」号系統は、現在、国道大手筋~八丁畷間を下鳥羽エリア経由で運行していますが、これを、府道京都守口線を直進する経路に変更し、中書島方面と久我方面の速達性を高めます。
なお、下鳥羽エリアへは「南8」号系統を経路変更により運行します。
(3) 「58」号系統は、四条大宮経由から京都駅経由に変更するとともに、京都駅八条口に接続する経路とし、京都駅と祇園方面をまちなか経由で結ぶとともに、京都駅八条口から東福寺、東山方面へも便利にご利用いただけるようになります。
(4) 横大路車庫・中書島と京都駅を結ぶ「81」号系統の全便を竹田駅東口経由とします。
(5) 「84」号系統は、昼間時間帯において、起終点を九条車庫前から近くに病院などがある京都駅前に変更します。
(6) 「86」号系統は、京都駅方面への東山三条から祇園の区間を、三条京阪前経由から東山通経由へと変更し、岡崎エリアから五条坂、京都駅への速達性を高めます。
(7) 梅小路公園・京都鉄道博物館前から九条車庫前を結ぶ「88」号系統について、ご利用の多い京都駅と東福寺方面の運行に見直します。
(8) 竹田駅西口と桂駅東口を結ぶ「南1」号系統は、下津林大般若町~桂駅東口間を両回りの経路で運行をしていますが、これを反時計回りに統一することで、桂滝川町などのエリアと桂駅との移動がより便利になります。
2.続いて、日常のご利用に便利な系統の新設や系統の統合等についてです。
(1) 5号、9号、93号系統など、通勤・通学利用の多い系統で、朝ラッシュ時間帯に、主要停留所のみ停車する快速系統を新設し、速達性の向上を図ります。
なお、四条大宮から佛教大学前に向かう「快速6」号系統は「ライトハウス前」にも停車します。
(2) 四条烏丸~久世橋東詰を運行している「臨13」号系統を「43」号系統に統合します。これにより「43」号系統の運行回数を増やすとともに、「臨13」号系統と経路が重複する「13」号、「特13」号系統の増便を行います。
(3) 京都駅前から山越中町間を運行している「75」号系統と、昼間時間帯に太秦天神川駅前と嵐山を運行している「特93」号系統を統合し、京都駅前から太秦天神川駅前を経由して嵐山を結ぶ「85」号系統を新設します。
この「85」号系統は昼間時間帯に運行し、そのほかの時間帯は、引き続き「75」号系統が運行します。
(4) 「M1」号系統では、運行を原谷~立命館大学前と原谷~北大路バスターミナルの2つに集約し、利便性を高めます。
(5) 現在、立命館大学前~西大路四条を「臨」と表示して運行している系統については、西大路四条から京都外大前の区間を延長し、系統番号を「53」号系統とします。
3.次に、「洛西地域のまちづくりと連携した運行の見直し」についてです。
(1) 右京の里、南春日町を経由して、洛西バスターミナルと阪急洛西口駅、JR桂川駅とを結ぶ「西9」号系統を新設します。
(2) 「西4」号系統と、阪急桂駅行きの「西2」号系統の一部を洛西バスターミナルで接続し、連続運行します。また、「特西4」号系統と「西3」号系統の一部の便についても同様に連続運行を行います。
連続運行便では洛西バスターミナルで乗り換えせず、そのままご乗車いただけ、洛西ニュータウン内の各エリアを便利に移動していただけるようになります。
(3) 桂坂エリアでは、阪急桂駅までのバス路線を共に担っている京阪京都交通と連携し、運賃制度のシームレス化に取り組みます。福祉乗車証と市バスの定期券で、桂坂エリア~阪急桂駅間を運行する京阪京都交通のバスにもご乗車いただけるようになり、これによりご利用機会が大幅に増加します。
なお、昼間時間帯には、洛西バスターミナルと桂坂エリアを結ぶ「特西5」号系統を新設し、桂駅西口を結ぶ「西6」号系統と桂坂小学校前で連続運行を行います。
また、朝ラッシュ時間帯のみ運行の「臨西5」号系統は「西5」号系統に統合します。
4.続いて、「観光特急バスの新設など観光系統の再編」についてです。
日常生活を中心とした「市民利用」と「観光利用」の棲み分けを図ることを目的に、市内観光に便利な市バス系統として、「観光特急バス」(EX100号及びEX101号系統)を新設します。
「EX100」号系統は、京都駅前から五条坂、祇園、岡崎公園 美術館・平安神宮前を経由して銀閣寺前へ、「EX101」号系統は、京都駅前から五条坂の間を結び、どちらも土曜・休日ダイヤで運行します。
運賃は、一般系統と異なる1乗車大人500円としますが、「地下鉄・バス1日券」でご利用いただけることから、観光のお客様にこの観光特急バスをより多くご利用いただけるよう、積極的に誘導していきます。
また、市民利用と観光利用の棲み分けを目的とすることから、定期券、回数券、敬老乗車証、福祉乗車証は利用の対象外とします。
乗り方については前乗り後降り方式で、前乗り車両が停留所に到着すると、前乗り車両から専用メロディが流れます。
  通常運賃でご乗車いただける観光系統としては、
(1) 京都駅前から五条坂、祇園を経由して三条京阪前を結ぶ「106」号系統を通年で運行
(2) 京都駅前から四条河原町、三条京阪前を経由して銀閣寺前を結ぶ
「105」号系統を土曜・休日ダイヤで運行
(3) 北大路バスターミナルから金閣寺道、烏丸今出川、銀閣寺道を経由して錦林車庫前を結ぶ「102」号系統を土曜・休日ダイヤで運行します。
なお、「102」号系統について、北大路バスターミナル~金閣寺道間の途中停車は大徳寺前のみとなります。千本北大路等には停車しませんので、ご注意ください。
5.最後に、「分かりやすさ向上」を目的とした系統番号や停留所名称の変更です。
「臨と番号」の表示で、通年運行している系統は、番号を変更します。例えば、「臨南5」号系統は、「南6」号系統へ変更します。
また、京都駅から観光地を結ぶルートで、京都バスとの系統番号の重複を解消するため、市バス「17」号系統を「7」号系統に、「73」号系統を「23」号系統に、それぞれ変更します。
また、停留所名称について、「九条駅前」と「大石橋(地下鉄九条駅)」をともに「地下鉄九条駅前(大石橋)」に変更します。
問合せ:京都市交通局自動車部運輸課(電話075-863-5132)


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