[地域団体より報告]　旅行及び街角点字教室のご報告

京都市山科視覚障害児者協会
１．体験研修旅行に行ってきました。
昨年の9月10日、体験研修旅行を実施しました。久々に貸し切りバスを使っての遠出です。山科以外の地域から参加した当事者とガイドヘルパーを含む29名で朝8時に山科を出発しました。
まず向かったのは「琴引浜《ことひきはま》鳴《な》き砂《すな》文化館《ぶんかかん》」。国指定の天然記念物になっている京丹後市網野町にある琴引浜の「鳴き砂」について学びに行きました。石英（せきえい）を含んだきれいな砂で、歩くと摩擦により「キュッ、キュッ」と音が出ます。不純物が混じると鳴かなくなってしまいます。これを保全するため、鳴き砂文化館では大変なご苦労をされていることを知りました。また日本国外にも鳴き砂があることも知ることができました。時間の都合と道路の制約で琴引浜には行くことが出来なかったのですが、よい学習の時となりました。
その後は、近くの丹後王国「食のみやこ」に移動し昼食。さらには丹後王国内を散策し、飲食やお土産選びで丹後の食をたのしみました。さらには橋立海産センター瑞松苑《ずいしょうえん》に場所を移しお土産を選び、京都縦貫道で山科に戻りました。
この旅行では企画をお願いした旅行会社をはじめ、多くの方々にお世話になりました。台風が多いシーズンでの開催でしたが、当日はそこまで暑くもならず快適に過ごせました。山科出発にもかかわらず他地域の方にもご参加いただけたことがとてもうれしく思いました。
２．街角点字教室を実施しました。
去る11月23日、山科中央公園で4年ぶりに行なわれた「山科区民祭り」で、これも久々の「街角点字教室」を行いました。
まず点字を埋める「め」の字を書いていただき、点字の6点の感覚を覚えてもらい、その後、「あいうえお」を書いていただきました。さらに点字の書き方の表を見ながらご自分のお名前を書いていただきました。子供21名、大人14名、合計35名の方に点字を学んでいただけました。