[報告] 合同句会開催

木《こ》の芽《め》句会《くかい》 小山 金三(こやま きんぞう)
9月6日、福知山市の「市民交流プラザふくちやま」において、木の芽句会(新井温雄(あらい はるお)代表 会員22名)の各地域の句会(木《こ》の芽《め》京都句会《きょうとくかい》・福知山《ふくちやま》若竹《わかたけ》句会《くかい》・丹後《たんご》草《くさ》の芽《め》句会《くかい》)が集まり、地元福知山の点訳ボランティアの皆さまのご協力のもと、合同句会を開催しました。当日は残暑厳しい日でしたが、丹後、京都などの遠方からも来られ、会員、ボランティア、関係者合わせて25名が参加されました。この合同句会は、新型コロナ感染拡大もあり、5年ぶりの開催となりました。各地域それぞれの句会では、会員の高齢化、会員数の減少に悩みながらも、1か月に1回程度、会員の作句意欲が失われないように句会活動を続けてきました。
午前中は岩城久治(いわき ひさじ)先生の講演「城《しろ》はこのように詠まれています ~一つの句法」を聞き、勉強しました。昼食休憩後は岩城先生ご指導のもと、句会となりました。先生の講評とともに、投句(とうく)された句を鑑賞しました。その後、先生選《せん》の優秀句、天地人(てんちじん)(3句)と会員互選《ごせん》による優秀句(3句)が選ばれ、表彰式を行いました。次に表彰された句を紹介します。
〇岩城先生選による天地人(3句)
(天)心《しん》の臓《ぞう》穏《おだ》やかに打《う》て熱帯夜《ねったいや》 新井《あらい》 温雄《はるお》(木の芽京都句会)
(地)けふこそは母《はは》のもの着《き》む更衣《ころもがえ》 田中《たなか》 正子《まさこ》(木の芽京都句会)
(人)活《い》きのいいあごを叩《たた》いてだんご汁《じる》 小山《こやま》 金三《きんぞう》(丹後草の芽句会)
〇会員互選による優秀句(3句)
・猛暑《もうしょ》なり短髪《たんぱつ》にして若返《わかがえ》り 戸﨑《とざき》 悟《さとる》(福知山若竹句会)
・枝豆《えだまめ》や捥《も》ぐ指先《ゆびさき》の衰《おとろ》へを 朽木《くつき》 久子《ひさこ》(木の芽京都句会)
・選《えら》ばれて魚拓《ぎょたく》の鮎《あゆ》となりにけり 佐野《さの》 満智子《まちこ》(木の芽京都句会)


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