[報告] 2023年度京丹後市視覚障害者交流研修会の報告

京丹後市視覚障害者協会
会長 吉岡 市次郎(よしおか いちじろう)
 去る6月16日、京丹後市と市教育委員会が主催する「京丹後市視覚障害者交流研修会」が京丹後市網野町掛津《ふきょうたんごしあみのちょうかけづ》の「鳴《な》き砂文化館《すなぶんかかん》」で開催されました。当日は蒸し暑い日にもかかわらず、京丹後市視覚障害者協会会員(付添い含む)18人や市教育委員会の職員の方など合わせて25名が参加されました。
 当日は、まず「貝殻手作り体験」をさせてもらいました。枠のある台に細かい貝殻やシーグラスをボンドでつけていきます。それぞれイメージしながら作るのですが、初めは戸惑いました。それでもヘルパーさんに手伝ってもらいながら段々イメージが広がって、参加者それぞれが色々な形のものを作り始めました。最終的に皆さん良い感じの物ができました。
 そのあと田茂井(たもい)館長さんから鳴き砂についての説明がありました。実際に鳴き砂の音を聴きましたが、とても懐かしかったです。鳴き砂の音も色々あって、水の中でも鳴く鳴き砂とか、音階の出る鳴き砂も聴かせてもらいました。
琴引浜のことについても説明がありました。気になったのは漂流物が多くて砂浜が汚れることです。流木、漁船の電球、エボシガイをたっぷり付けた靴、発泡スチロールの破片ごみ、ペットボトル、プラスチックの中間材料であるレジンペレットなどのたくさんのゴミがありました。細かいプラスチックなどは、小さな魚が食べてしまい食物連鎖で私達の生活にも影響するそうです。
鳴き砂を守るために毎月清掃もされています。私達一人一人が自然を守っていかないといけないと切に思いました。とても良い体験・学習になりましたが、来年はさらに多くの方に参加いただけたらと願います。


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