第48回「あい・らぶ・ふぇあ」のご報告
「あい・らぶ・ふぇあ」は、多くの府市民の皆さまに「見えない・見えにくい」人たちのことを理解していただくための取り組みとして、48回目を迎えました。新型コロナ感染拡大防止のため、2年続けて中止してきましたが、今年度は、去る7月30日と31日、初めて会場をイオンモールKYOTOに移し開催しました。会場は、今までと違い360度どこからでも見え、お買い物に来られる際の通路にも面していました。お子様連れを含むご家族が多く訪れるショッピングモールでの開催である利点を生かし、気軽に体験いただける企画に取り組みました。
『世界がこんな感じでみえるんだ』と題したブースでは、見えにくい人たちの見え方体験を実施。委員が手作りした「シミュレーションレンズ」を使って、見えにくさを実際に体験していただきました。『私でも手助けできそう、目の不自由な人の誘導方法の体験』のブースでは、限られたスペースではありましたが、実際に視覚障害者を誘導していただき、貴重な経験ができたと好評でした。『あ、初めてでも読めた!点字体験』のブースでは、点字を実際に読んでいただき、交流しました。点字を書く啓発活動は今までもありましたが、読むことに挑戦していただくことはあまりなかったことから、今回は新たな取り組みができたと感じています。
2日間で約200名の方にご来場いただきました。多くのご家族、特にお子様に体験や視覚障害者との交流機会を提供できたことは、大きな収穫になったと実感しています。このようなイベントをとおし、市民の皆さまに継続して啓発していく意義を改めて感じました。
まだ新型コロナが収束していない中での開催で、コロナ感染防止対策を講じるとはいえ、交流がメインとなる企画を行うことに対して多くの不安がありました。しかし、多くの皆さまのご協力をいただき、視覚障害当事者及び担当役職員が一丸となって無事終えることができました。
ご協力・ご来場いただいた皆さま、どうもありがとうございました。