長岡京市でも重度障害者等就労支援特別事業がスタート

職業部
 勤務中や通勤時にヘルパーを派遣する「重度障害者等就労支援特別事業」については、重度障害者の就労を後押しするために、京都市が昨年9月から実施していますが、長岡京市においても今年4月より新たに開始されています。
 支援の対象は、重度訪問介護や同行援護の支給決定をうけておられ、週10時間以上働いている市民の方です。代筆や代読などの業務上必要な支援のほか、通勤やトイレへの誘導といった業務外の場面での支援も提供されます。個人の支援計画に基づいて1か月に利用できる時間が決められます。また、支援に要した費用の1割が利用者負担となります。ただし、世帯の所得状況に応じ、利用者負担上限月額が設定されます。
 まだ利用にあたって課題の多い事業ではありますが、職業部では、視覚障害者の職域拡大に向けても「一歩前進した」ととらえています。現在、三療や音楽の分野などで仕事をされている自営業の方をはじめ、企業で雇用されている一般就労の方にも、新事業の利用を促進していきたいと考えています。ご家族の協力によってなんとか仕事をしてこられた方など、利用を検討されてはいかがでしょうか。
 制度についての詳細は、京視協事務所または、京都市民の方は京都市の保健福祉局障害保健福祉推進室(電話 075-222-4161)、長岡京市民の方は長岡京市の障がい福祉課障がい支援係(電話 075-955-9710)へお問い合わせください。


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