[地域団体より報告] 家庭用不燃物の仕分けについての講習会を開催しました
舞鶴市視覚障害者協会
会長 宮森 克己(みやもり かつみ)
不燃物を仕分けし、市が指定する専用袋に入れて業者に引き渡すことは、視覚障害者の私たちにとっては非常に困難なことです。そこで本会では、去る5月25日、本会の生活訓練担当の神田昌胤(かんだ まさつぐ)氏が中心となり、家庭用不燃物の仕分けについての講習会を舞鶴リサイクルセンターで開催しました。講師は 同センター所長にお願しました。本会会員11名とガイドヘルパー、ボランティアの12名が参加しました。
まず初めに、各市町村から出る不燃物ゴミの実態について説明がありました。普段何気なく出している私たちのゴミの多さを知りびっくりしました。仕分けされ出されたゴミは圧縮され、別の工場で機械にかけられ、色々な品物に変えられるとのことです。
そして、いよいよゴミを出す際に必要な分別の説明がありました。たくさんの細かい分別があることを知り、少し不安になりました。しかし、分別の必要性のお話を聞いていましたので、がんばってやっていこうという気持ちになりました。
まず、ペットボトル、プラスチック、ビン、カンの分別です。ペットボトルの容器は水洗いし、キャップは外す。メーカーシールは取り外す。また内部に油や香辛料が付着している場合や水洗いが出来ない場合は「埋め立てゴミ」の方に分別する。
ガスボンベは使い切って、穴をあけず「有害ごみ」に出す。デイジーCDは「埋め立てゴミ」に出す。
仕分けをした袋については、回収業者の会社と契約をしたら自宅まで取りに来てくれるそうです(ただし有料)。
参加した視覚障害者会員が、わからないことを積極的に質問し、センター所長も解答に困っておられる一幕もありました。不燃物ゴミについて今一度考え直すよい機会となりました。
なお、今回の分別の基準は舞鶴市のもので、埋め立てゴミという区分がないところがあるなど、それぞれの市町村により異なります。ご了承ください。