<チームまなざし 活動報告等について>
NPO法人視覚障害者支援ネット・チームまなざし 理事長 神田 昌胤(かんだ まさつぐ)
1.触れて楽しむ
チームまなざしでは、北部の地の利を生かした活動で、障害者手帳を持ちながら、まだ、社会参加されていない方に参加を呼びかけ、「自然と親しみ、障害をもつ者同士、また、地域の方々とも交流でき、気楽に対話出来る居場所づくり」を目指してきました。
昨年夏から、舞鶴市真倉(まぐら)地区で、地主様、真倉地区自治会の皆さまのご協力をいただき、同年11月に「まなざし農園」を開園しました。11月にタマネギ、イチゴ、ニラ、ニンニクを、今年の3月にジャガイモ、キヌサヤエンドウ、そして5月にはトマト苗を植え付けました。
去る5月7日、会員7名と作業所から5名、地元の方6名の合計18名で、第1回目の収穫体験を実施しました。また5月21日には、第2回目の収穫体験を行い、会員6名と会員の家族3名、作業所から4名、地元から2名の合計15名が、タマネギと柔らかいキヌサヤエンドウを袋いっぱい収穫しました。
新たにトウモロコシとサツマイモの苗が植え付けされ、10種類の野菜がお互いの存在感を示しながら元気に育ってくれています。全ての野菜が100株以上ありますから、見える方にはきっと、見応えのある光景をご覧いただけると思います。
生育の過程で、葉や花を触って楽しんでいただくこともできます。5月初旬、秋の七草のひとつ藤袴(フジバカマ)の苗も定植し、旅する蝶 アサギマダラの飛来地を目指しています。カエルやホタル、蝉、トンボ等の小さな生きものたちとも触れ合っていける農園になりつつあります。
電車で通える農園です。京視協の会員の皆さん、今、収穫の時期ですので、触って収穫を楽しんでください。お待ちしています。
まなざし農園に参加を希望される方は、神田までご連絡ください。
2.触れて学ぶ
舞鶴市引き揚げ記念館(舞鶴市平《まいづるしたいら》)では、舞鶴工業高等専門学校の学生さんが製作し、今年3月に記念館に寄贈された、視覚障害者向けの「触れて学べる・引き揚げ関連模型」の展示をされています。最後の引き上げ船・興安丸(こうあんまる)、引き上げ桟橋、慰霊碑などが、資料や写真を元に、3Dプリンターを使い作成されたものです。皆さまも是非、多くの方々のご苦難に、手と心で触れて感じてみて下さい。平和の尊さを確かめながら。
問合せ:神田 昌胤(電話 0773-77-0505)