南部アイセンターだより>

 点字京都の読者の皆さん、こんにちは。
 一時期少ない数で推移していた国内の新型コロナの感染者数が、年末から年明けにかけて急速に増加してきました。より感染力が強いといわれる新しい変異株、オミクロン株もますます広がりつつあります。そして1月9日には、沖縄県など3県にまん延防止等重点措置が適用されることになりました。このお便りが皆さんのもとに届くころには国内の状況はどうなっているのか、緊急事態宣言という言葉が頭をよぎります。
 3回目のワクチン接種が社会的にも政治的にも課題となっている中、私たちの身近なところでも三療の仕事をされている方々の間では3回目のワクチン接種が始まっていると聞いています。そして、京都府の南部地域でも動きが始まっています。南部の多くの市町村が1月の中旬から下旬にかけて接種券を発送すべく準備を進めているということです。ワクチンを2回あるいは3回接種したからといって安心はできませんが、重症化の予防や感染予防に一定の効果はありそうです。ワクチンの供給が順調に進むのか、ちょっと心配なところはありますが、大いに期待したいと思います。
 アイセンターで長らく鳥居寮の訪問訓練を受けてこられた方がお一人、昨年の12月に京都府立盲学校の理療科に合格されました。今年の4月からは、3年後の国家試験を目指して盲学校に通われることになります。
 毎週元気にアイセンターに来られていた方が来られなくなるのはちょっと残念、寂しい気もします。いやいや、そんなことは申しません。日々の通学のこと、国家試験のこと、そして将来の仕事のことなど、ひょっとしたらこの先にはいくつかの困難が待ち受けているかもしれません。ご健闘をお祈りしたいと思います。
●2021年12月の川柳教室
 お題は「道」、優秀作は南山城村《みなみやましろむら》の新山太美子(あらやま たみこ)さんの
 白杖《はくじょう》と ともに歩《あゆ》んだ 迷《まよ》い道《みち》
でした。
 視覚障害者にとってはちょっと切ない、そして共感の一句ですね。
 1月の川柳教室は、該当日の第2月曜日が祝日のためお休みでした。
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