南部アイセンターだより>

 点字京都の読者の皆さん、あけましておめでとうございます。
 振り返ってみますと、新型コロナの感染が顕著になり始めた一昨年の3月初めごろから数か月間は、アイセンターの活動が大きく停滞した時期でした。その後、感染防止対策の徹底に努め、研修室に定員を設定するなどして、徐々に活動を再開してきました。そして昨年は、ほとんど休止することなく活動を継続することができました。
 この間、皆さんにはマスクの着用や手指の消毒に努めていただきました。また、換気のために窓を開けることも多く、暑さ、寒さを我慢していただいたこともあったかと思います。ご協力に感謝いたします。
 実は原稿締め切りの関係で、このお便りを書いているのは2021年12月の初め。世界的には、より感染力が強いといわれる新しい変異株、オミクロン株の広がりが懸念されています。そんなときに少ない数で推移している国内の感染者数は、年明けにはどうなっているのか心配です。
 いずれにしましても、新年を迎えるにあたり、皆さんとともにコロナを乗り越えていこうという気持ちを新たにしているところです。2022年、よろしくお願いいたします。
 11月も下旬に入ってからのことです。以前から城陽市にお願いしていたJR城陽駅からアイセンターのある京都府情報コミュニケーションプラザまでの点字ブロックが完成しました。この点字ブロックが、JR城陽駅からアイセンターまで導いてくれます。この建物の玄関には、もちろん誘導チャイムも設置されています。
 JRを利用してアイセンターに来られる単独歩行の視覚障害者の方の不安は、これでずいぶん解消されるのではないかと思います。過去にこのあたりで方向を失って歩道から車道に出てしまった経験のあるセンター長も、まずは一安心というところでしょうか。
 12月の川柳教室は、この原稿の提出締め切り後の開催となりました。12月の優秀作は、2月号に掲載させていただきます。ご了解ください。
*南部アイセンターのサークル活動や行事についてのお問い合わせ
 電話 0774-54-6311(平日9時~17時)


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