[地域団体より報告] 「新しい出会いと交流」
宮津市視覚障害者協会 会長 小濃 祐輔(おのう ゆうすけ)
「新入生 ランドセル軽やかな音 走り去り」
点字京都ご愛読の皆さま、こんにちは。2021年度初めての投稿でございます。
コロナ禍の暗いニュースの中、ようやく冒頭の句のように1年生が、まだ教科書の
少ないランドセルの音をさせて元気に登下校する声を聞くころとなりました。
今日は、点字京都2月号で京都暁星高校の福祉専攻の生徒さんの心温まるお心遣い
をお知らせしましたが、続きの交流について報告したいと思います。
京視協から点字京都2月号の点字版を数部送付してもらい、それを持参し、去る2月
25日、同校卒業式の2日前でお忙しい時ではありましたが、学校を訪問いたしました
。顧問の粟生(あおう)先生のお取り計らいにより、「点字のしおり」を作ってくれ
た3年生(男子1名・女子6名)の生徒さん一人ひとりに直接お礼を言うことができて
本当にうれしかったです。持参した点字京都を一人ずつに記念に受け取っていただき
ました。私からは「福祉関係学校へ進学されてからも、社会に出られてからも、今ま
で同様、私たち視覚障害者等の身体障害者や社会的弱者に対して温かい気持ちを持っ
て接していってください。」とお願いし、卒業に際しての門出の言葉を送らせていた
だきました。
先生からは、「コロナ禍で十分なことができませんが、2年生・1年生がいますので
ボランティアなどさせていただきます。」と温かいお言葉をいただき、京都暁星高校
と宮津市視覚障害者協会との絆の始まりを強く感じた次第です。
私たち視覚障害者が人の厚意を受け、それに対してどの様に対応するのが良いのか
、生きた勉強をさせていただきました。
投稿に対するご意見や、アドバイスがございましたら小濃(電話090-8205
-6688)までご連絡ください。協会運営の参考にいたしたいと考えます。