[地域団体より報告] みんなで気持ちよく秋を歌いました
宮津市視覚障害者協会 会長 小濃 祐輔(おのう ゆうすけ)
点字京都の到着を毎月心待ちにしておられる視覚障害の仲間の皆さま、関係機関等の皆様方こんにちは。今年も少ない日を残すのみとなりました。
今年はコロナウイルスに明け、コロナ禍で暮れた一年となりましたが、皆さまにとりましてどのような年でしたでしょうか。今年最後の私ども宮津市視覚障害者協会からの地域団体だよりをお届けいたします。
当協会では、11月16日、以前、定例会でお世話になりました吉岡光義(よしおか みつよし)さんが代表をされる久美浜ブラザーズ3名の方によるハーモニカ演奏がありました。今回は7月のテーマ「夏の歌」に続き、「秋の歌」を選曲いただきました。
曲目は、「赤とんぼ」「虫の声」「もみじ」「里の秋」「旅愁」「月の砂漠」「青い山脈」「高校三年生」「南国土佐を後にして」「長崎の鐘」「夕焼け小焼け」「ふるさと」「星影のワルツ」の13曲でした。曲名を聞かれただけで80才代、70才代の年齢の皆さんは、あの曲だなとメロディーが浮かんでくるのではないでしょうか。今回は童謡や小学唱歌だけでなく歌謡曲も取り入れてもらい、それぞれの曲についてのコメントを聞きながら楽しい時間を過ごしました。
ちなみに、「赤とんぼ」は三木露風作詞、山田耕筰作曲。「青い山脈」は戦後、映画化され、奈良光江の主題歌でヒットしました。ペギー葉山で大ヒットした「南国土佐を後にして」は土佐から出兵した兵士の皆さんが我が地でふるさとを懐かしんで歌にしたもので、歌詞から思いが聞き取れます。舟木一夫の「高校三年生」、千昌夫の「星影のワルツ」は、「大正生まれだった母が、この曲で踊っていたのを懐かしく思い出した」と女性会員が話されていました。
演奏の最後には、メンバーの皆さんと会員の一人ひとりが握手し、「また来ますから、皆さんも風邪などひかない様に過ごしてください」「次は春の歌を練習してきますからね」とおっしゃっていただき、楽しい有意義な時間は終了となりました。
好天の続く、秋晴れの午後、さわやかな海風が吹いた宮津からでした。
「青い空 皆んな元気で 歌う声」