[地域団体より報告] 2020年度丹後視覚障害者社会教育指導者研修会実施される
京都府視覚障害者協会京丹後支部 支部長 小山 金三(こやま きんぞう)
11月5日13時から京丹後市の峰山総合福祉センターコミュニティホールにおいて、京都府丹後教育局主催により、標記研修会が実施されました。丹後地方に在住の視覚障害者、一般市民を対象とし、視覚障害者、付添い併せて35名、一般市民10名、スタッフ7名の52名が参加しました。
本来ならば、午前、午後と開催されますが、新型コロナウイルス感染防止のため、午後のみの開催となりました。座席も密にならないよう一つずつ間を空けて座り、会場はほぼ一杯になりました。
内容はNPO法人ブライト・ミッションの理事長 松永信也(まつなが のぶや)さんの講演です。演題タイトルは「見えない世界に生きること」です。自身の体験、現在の講演活動、京視協理事としての活動についてのお話がありました。人生の中途で失明され悔しい思いの中、ライトハウスで点字、パソコン、歩行訓練等の訓練を受け、多くの仲間と共に立ち直っていかれたお話、また、学校、企業、社会福祉施設等において年に100回近くも講演され、多忙な日々を送っておられる現在のお話に、参加者はみな熱心に聞き入りました。
松永さんの難解な言葉を使わずゆっくりでやさしい語り口は、聞く人を引き付けました。質問にも一つひとつ丁寧に答えていただき、非常にわかりやすい内容で、既定の時間である2時間はあっという間に過ぎてしまいました。
当日、心配された雨も降らず、非常に有意義な時間が過ごせました。