[報告] コロナうつを吹き飛ばせ!
タンデムを楽しむ会 会長 白木 剛(しらき つよし)
晴天に恵まれた紅葉の秋、綾部市の仁王(におう)公園に続々と集まる人・人・人!
綾部市政施行70周年協賛事業に承認され、実施した「タンデム自転車を楽しむ会」
主催のサイクリングには、夫婦や親子、大学の先生や生徒、点字サークルの関係者、サイクリング協会やガイドヘルパーの皆さん、見学に来ていただいた行政の方を併せ約70名を超える方々が参加されました。視覚障害者は福知山からの21名を筆頭に綾部、京丹後、舞鶴、亀岡等、多方面からの参加がありました。
開所式で山崎(やまざき)綾部市長や四方(しかた)府会議員に挨拶をいただき、スタートしました。コースは走行距離5キロメートル、折り返し点で川のせせらぎを聞き、休憩して帰るコースです。昼食は、野外で綾部市の特産品のとち餅付きの弁当を食べ、午後からはまたサイクリングに出かけました。サイクリング後は堤(つつみ)氏より大会参加者に向けて焼き芋を準備いただき、おいしくいただきました。
用意した自転車6台はフル稼働で、常に順番待ちの状態でした。舞鶴市の田中(たなか)さんご夫妻、福知山市の足立健(あだち つよし)さん、京丹後市の大西(おおにし)さんと林(はやし)さんなどからは「自動車と並走でき、ガソリンの匂いがした」「周りの紅葉の様子を教えてもらいながら走れた」「川のせせらぎが心地よかった」「焼き芋がおいしかった」「楽しいコミュニケーションが取れた」「久しぶりの外での活動で気分最高!」「主人が一生懸命まわりの景色を伝えてくれ、涙が出た」「また、親子で来たい」などの声を聴くことが出来ました。
この行事には、京都新聞や福知山と綾部の地方新聞、FMいかる放送の取材もありました。京都新聞には福知山市の今川(いまがわ)さんの「風を切って走り、秋の空気を味わえた。緊張したが前に乗っている人と息を合わせて走り楽しかった」との感想が紹介されました。
この楽しい一日を創れたのは、開始式に演奏いただいた太鼓サークルの方々や視覚障害者関係団体の方々の協力を抜きには語れません。また共催をいただいた綾部市身体障害者協会のご協力も嬉しい限りです。
府内北部地域の視覚障害者の活動は、関係機関や団体の協力を得て、今後もより一層充実できればと願っています。