<アイセンターだより>
南部アイセンターだより
新しい年を健やかに迎えていただきましたでしょうか。
目の病気だけでもつらいことがたくさんあるのに、最近、加齢とともに、生活習慣病の治療をされている方が増えています。どうか、少なくともこれ以上悪くならないように、十分な栄養と休養、そして適度な運動でこの一年を過ごしていただきますようお願いします。
1.いのちに関わることを考えます
この一年を考えるときに、まず、地震・台風などの大規模災害の備えとホーム転落事故ゼロなど、いのちに関わることを重点的に取り組もうと思います。この原稿は12月11日現在で作成していますが、南海トラフ地震はいつ起きるかわかりません。最近、とみに「自助(じじょ)」が強調されるもとで、私たち自身で何ができるか、被害を少なくする「減災(げんさい)」を昨年に引き続き、今年も継続的に話し合いたいものです。1月24日(木)には、京都府の担当職員から災害対策の基本と、避難所について話をお聞きすることから始めます。
また、城陽ではすでに実施されましたが、各地でも市町村担当者から第一線での対策の現状を聞き、要望も出すような取り組みをお願いします。南部の交通問題については、バス路線はますます縮小されていて、さらに、鉄道駅での駅員不在時間の拡大が、近鉄に続いてJR奈良線でも実行されました。
他の障害者団体や高齢者など、交通弱者の方々との連携も大切で、本会内に交通対策会議を設けて、具体的に運動の進め方について話し合ってはどうかとの意見も出ています。
2.アイセンターの存在を知ってもらいます
府民にほとんど知られていないセンターの存在を周知していく具体的な宣伝は引き続き大切です。利用者自らが行事のポスターを自宅に張り出し、それを見ての参加など、例えば11月には初めてセンターにこられた方が36名もおられました。盲ろうの方も訓練にこられています。
また、12月には木津川市役所にお世話になり、市内の民生児童委員の方全員にセンターのチラシを配布いただけることになりました。非会員はもちろん、まだ身体障害者手帳は持っていないが、最近、見えづらくなって困っておられる方々に「そういえば、城陽にミニミニライトハウスがあるらしい。相談ができ、用具も触れるらしい。相談員や訓練員は家庭訪問もしてくれるらしいので、いちど電話してみよう」と言ってもらえるまで、行政・眼科医・ボランティアの方をはじめ徐々に輪を拡げ、時間はかかりますが数年先までも見据えて南部で府民の中に知れ渡ったらいいですね。
合わせて、センターで行っている講座やサロンに新しい方をぜひ迎えたいものです。さらに、やわらかい内容での文化的行事も新しくメニューに付け加えたいです。まずは2~3人で始めてみてはどうでしょうか。パソコンやPTR3の教え手の確保も課題です。
皆さんの参加が増えれば、ガイドヘルパーさんの利用も増えますが、同行援護事業所として利用回数に一定制限をお願いしているという心苦しい現状もあります。身近におられる知り合いの方にガイドヘルパーになって支援いただけないか、私たち自身も声かけしていきましょう。
希望や課題は沢山あります。思うようにいかないこともありますが、いつも皆さんがセンターに来て和やかに過ごし笑い合って、「じゃあまた来週」と楽しんでいただける一年にしたいと思います。よろしくお願いします。
3.12月の川柳講座の様子をお知らせです
年末でもあり、お菓子とお茶でささやかな忘年会もにぎやかに行いました。投句のお題は、「歳末(さいまつ)」で、優秀作は、「赤《あか》い羽《はね》 ささやかですが おつきあい」でした。
4.12月13日、当センターの「おしゃべりサロン」にて、13人が参加してクリスマスリース作りを行いました。皆さんが作りやすいようにと講師の方が様々な工夫してくださり、土台に飾りを挿していくだけで華やかなクリスマスリースが完成しました。皆さんとても楽しそうに作っておられました。
関連画像
当日の様子。参加者の方々は手元に集中しておられます。
完成したリースです。赤と白の花を基調とし、華やかに彩られています。