[報告] 第52回白杖安全デー府内南部集会の報告

地域支援部 岡田 多栄子(おかだ たえこ)
 10月7日午後、木津川市役所において標記集会を開催いたしました。
 今年は相楽会の松本(まつもと)会長を中心に準備を進め、河井規子(かわい のりこ)木津川市長をはじめとする来賓の方々をお迎えし、南部地域の会員や日頃よりご協力いただいておりますボランティアの皆さま、さらに地元の方々にもお越しいただき、約140名の参加者で会場は盛り上がりました。
 雅楽の演奏・朗読と格調高いオープニングセレモニーのあと、3名の方に体験発表をしていただきました。
 京田辺市の内野正光(うちの まさみつ)さんは、ホームからの転落の体験と駅の安全対策について、相楽郡南山城村の新山太美子(あらやま たみこ)さんは白杖の大切さを、木津川市の黒田京子(くろだ きょうこ)さんは、視覚障害者が社会参加しようとしたときに施設利用や音声式信号の設置など、まだまだ大きな壁があることを話されました。どれも晴眼者にとっては何でもないことが、まだまだ私たちにとっては大きな障壁になっている実態を訴えるものでしたが、特に新山さんが「白杖の存在が正しく理解されていないため、心ない言葉を浴びせられたりもしたが、皆さん自らの安全のために白杖を持ちましょう」と力強く呼びかけられたのは印象的でした。
 後半は、木津警察署の馬庭清(まにわ きよし)氏の講演の後、京田辺市の岡井丈志(おかい たけし)さんによる決議文の朗読があり、駅ホームでの安全対策、駅の無人化、災害対策など山積する課題の解決に向けて力を合わせて取り組むことが満場一致で決議されました。

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当日の様子。会場がいっぱいなるほど参加者が多かったです。

笙や横笛などを持った男性が雅楽を演奏されています。


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