メルマガ色鉛筆第373号「レクリエーションやってます がっつり編」
タイトル レクリエーションやってます がっつり編
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは。
メルマガ色鉛筆編集チームです。
8月の色鉛筆は「なんとなくやってるよ」と
ゆるく楽しんでいるレクリエーションについてのエピソードをお届けしてきました。
今回はカラオケのレポート、がっつりやってます編です。
タイトル がっつりカラオケ、やってます
ペンネーム: チェリーピンク(60代・女性・手動弁)
好きなことって何ですか、そう聞かれたら、「もちろんカラオケ」と即答です。
見えていた頃からカラオケは大好きで、
カラオケが世に出回った頃から歌いに行っていました。
私は進行性の病気で画面の歌詞がだんだん見えにくくなりました。
画面の背景と歌詞の文字の色のコントラストがはっきりせず、
思うように歌えなくなって、カラオケからも足が遠のいていました。
点字を勉強し始めた時、点字の歌詞カードを作って歌いに行こうと思いました。
カラオケが歌いたくて点字習得にも熱が入ったのかもしれません。
現在は手作りの点字の歌詞カード持参で歌いに行きます。
カラオケボックスよりも、カラオケ喫茶やカラオケスナックに行く事が多いです。
私の点字の歌詞カードを見て、他のお客さんが驚きます。
「点字を触って歌う人を初めて見た。すごいねぇ」と。
私も調子に乗って
「ちょっと点字 触ってみて。これが文字になっているんです」と、
初対面の人とでも会話が弾みます。
点字はかさばるから、何十曲もの点字の歌詞カードを持っていくのも大変です。
だからよく歌う歌は、歌詞を暗記しています。
だいたい10曲くらい暗記していますが、歌わないと歌詞を忘れてしまうので、
復習を兼ねて時々歌うようにしています。
コロナ禍の自粛生活で歌わなかった時期があるため、
忘れてしまった曲もあり、今は厳選した曲だけ暗記しています。
中途障害で点字を覚えたので、点字の触読はまだまだスローな私です。
いくら点字の歌詞カードがあっても、速いテンポの曲には点字を読む指が追いつきません。
カラオケはほぼ本気モードな私。
歌詞を一文字間違えただけで、ミスをしたと気になります。
だから他の人が歌っている間に、こっそり歌詞カードを触って予習したりしています。
私、がっつり歌いたいんです。
とはいうものの、その時の気分で歌詞カードのない曲を歌いたくなる時もあります。
そんな時は、一緒に行った人に「歌詞の先読み」をしてもらいます。
しかし曲に合わせて同時に歌いながら教えてくれる人もいるので、
これではタイミングが合いません。
ちゃんと歌えないのはつらい、他人の手を借りず一人で歌いたい、
だからいろいろ考えます、どうしたらがっつり歌えるかと。
点字の歌詞カードは手打ちするので作成に時間がかかります。
作成が間に合わない時は、スマホのメモ帳に歌詞を書き込んで、一行ずつスワイプして、歌詞を聞きながら歌う事もあります。
しかしうまく先送りできなかったりして、歌う事に集中できません。
ところが な なんと カラオケの歌詞を先読みしてくれるアプリを発見!!
「曲認識oto mii」というアプリ。
アプリを立ち上げ、アプリにイントロを聞かせるだけで、歌のタイミングに合わせて
歌詞を先読みしてくれるんです。 すごい すごい!!
お家で何回も試してみてOK! これでバッチリ!
なじみのカラオケスナックでルンルン気分で試してみました。
なのに、なのに・・・。
、え? なぜ? うまくいかない。
周りがガヤガヤしているからかなぁ?
モタモタしているうちに一番が始まっちゃって。
結局お店のままさんに先読みしてもらいました。
アプリは自分でもうちょっと使い方の勉強の必要ありです。
がっつりカラオケの準備の最高峰は暗記です。
歌詞を暗記して、感情を込めて歌うバラードは最高、自己陶酔の世界です。
周りはおしゃべりに夢中。それでも構わない。自分が満足すればいいんです。
公私ともにあれこれ忙しくて気持ちに余裕のない、
そんな時は、いきつけのカラオケスナックに一人で行きます。
静かにお酒を飲んで、ホッと息をついて。
そして自信のオハコを歌って、ほとんど自己陶酔。
上手だねぇと褒められ自尊心をくすぐられて。
気分よく家に帰り、翌朝はスッキリ目覚めて。
忙しいけれど、今日からまた頑張ろう。
こんなふうに、私の「がっつりカラオケ」は
私の「ファイトスイッチ」につながっていきます。
カラオケは私に必要不可欠なストレス発散法です。
その時の気分に合わせて にぎやかな曲・しっとりした曲・季節に合わせた曲など、
結構なんでも歌います。
最近は昭和歌謡が多いかな?
ブリッコの声で歌ってみたり、若い頃に戻ったみたいで楽しいです。
私はカラオケや合唱など声を出すことが大好きです。
でも楽器演奏は学校の音楽の授業でしかやった事がありません。
なので、ピアノが弾けるようになったらいいなあと、あこがれています。
私にとって楽しいと思えるもの、レクリエーションは
ストレス発散のために必要不可欠なものです。
これからも好きなこと、やっていきます。
編集後記
一人カラオケに行くという方のお話を聴きます。
カラオケ店のスタッフさんにお願いして、
自分のスマホでQRコードを読み込んでもらえば、
自分のスマホがカラオケのリモコンになります。
事前にカラオケアプリの中に自分の歌いたい曲のリストを作成しておけば、
あとは曲予約を入れるのも簡単です。
一人でひたすら練習したい時は一人カラオケがいいですね。
チェリーピンクさんは大好きなカラオケをがっつりやりたくて、
がっつりを目指してがんばっておられます。
思い切り自己陶酔、とっても気持ちよさそうです。
自分で自分を満たせる、素晴らしいレクリエーションですね。
がっつりカラオケの理由は、ストレス発散に不可欠だから。
ただ楽しいだけじゃない、また明日を描くために必要なものなんですね。
レクリエーションは余って暇なものではない、そんな力を受け取りました。
なんとなくなんとなくしあわせにつながっていく、そんなレクの力、次回の色鉛筆で。
-- このメールの内容は以上です。
発行: 京都府視覚障害者協会
発行日: 2025年8月29日
☆どうもありがとうございました。