メルマガ色鉛筆第365号「こんにちは、握手をしよう2」

メルマガ色鉛筆365号つづきです。
パソナ館
生命の誕生、進化などを手塚治虫のアニメとコラボして紹介。
部屋の壁面に埋め込まれているアンモナイトや三葉虫などのレプリカに触れられる。
壁一面の大スクリーンで生命の変遷、未来の映像が流れ、ガイドさんに説明してもらった。
館内ではドクンドクンと「IPS細胞からできた心臓」の鼓動が聞こえ、見えないのに感動。
イタリア館
入館前の通路に香水の瓶が数種類置いてあり自由に楽しめる。
好きな香りをつけることができる。
アート作品の展示があり、彫刻や革製品の靴を触ることができる。
館内の展示品には二次元コードが掲示されているので読み取って説明を聴く。
大屋根リング
エレベーターまでの点字ブロックあり。
柵はスケルトンで海側が良く見える。
噴水ショーを上から見ることができ、音も聴こえて風もさわやかで気持ちよかった。
リングの上は段差もなく女性の歩幅で12歩と広く横に6人並んでも歩けるくらい。
大屋根リングの下は日陰で涼しく、多くのベンチがある。
自動販売機もたくさんあり、給水器もあまり並ばず利用できた。
給水機はペットボトルのラベルシールを剥がして透明にするとセンサーが反応しない。
マイボトルがおすすめ。
アメリカ館
ここは大人気スポット、宇宙船に乗って宇宙へ飛び出すのを体感できる。
映像が見えなくても振動や明るさなどで、その雰囲気は感じられた。
月の石が展示されているが、見えない私たちは並ばず横を通り過ぎて出口へ。
AIスーツケース体験(要予約)
スーツケース型AI、取っ手を握りセンサーが感知して希望地までナビしてくれる。
一番早い速度をセレクトしスタート。
人や物を感知して止まったり避けて動く。周りの景色も説明してくれる。
よちよち歩きの可愛い子どもみたいで、見守ってあげたい存在。
「立派に成長してね。また会おうね」
オーストラリア館
ユーカリの香りから森の雰囲気を感じられる。
触ることができる展示の木もある。
海の中を歩くような映像は見えないが音から雰囲気は伝わってきた。
コモンズA館
アフリカや知らない島国などの展示があった。
打楽器をさわって音を出すことができた。
スリランカのブースではさまざまな紅茶を展示。
茶葉だけでなく、実際に入れた状態での香りを楽しめた。試飲はなし。
コモンズB館
数か国の国のブースが入っており、聞いたことのない名前の国が多かった。
それぞれに特産品の紹介などしていた。
サウジアラビア館
とにかく広いパビリオン、いくつもの建物があり、それを回るスタイル。
映像展示が多いが、建物の柱などのデザインは触ることができた。
トルコ館
焼き物、織物、編み物などの手工芸の文化が紹介されていた。
最後のショップでは物産品がいろいろ触れた。
色鮮やかで細かな凹凸のある焼き物がかわいかった。
スペイン館
波の音が豪快で海がテーマであることはわかる。
点字を見つけて触ってみたらドン・キホーテと英語で書かれていて、英語がわからず断念。
朝はすいていたが午後は人気で行列だった。
オーストリア館
優先入場でさっと入れた。15分ほどの体験。
グランドピアノの自動演奏と演奏の映像との共演でスタートからゴージャスな音楽体験。
タッチパネルをたたいたりスワイプしたりして複数の人と共演することで、
元のオーケストラと自分のアクションが連動する演奏体験ができる。
画像が見えず自分がどうアクションしたらいいかわからなかったが、適当にやってみた。
HASSHOKU
発酵食品のレストラン。日曜日の13時30分頃、並ばず入店。
グリルチキンとハンバーグの定食、どちらもやわらかくおいしかった。
本来はセルフサービスだが、お店の方がサポートしてくれた。
もろみなどをつけていただくスタイルで、お味噌汁の味噌も個性的でおいしかった。
冷製パスタもあった。
電力館(要予約)
大きなたまご型アイテムを持って電力についてゲーム感覚で学べる。
電力をゲットしたらたまごが振動し光る。
一つずつの体験は音声での説明がある。
手を当てる、足踏みをがんばる、手をたたくなど自分がアクションする場面もある。
光あふれる部屋では光の線やマーブル上のデザインが
壁と天井全体でダンスするかのような演出があり、手動弁の私にもわかった。
小中学生のお子さんと一緒に楽しめそう。
クラゲ館
触るもの、聴こえるものが満載でお子さんに人気。
丘にのぼるスロープ上には左右、上からクラゲ型の音の鳴るものがたくさんあり、
揺らし方で音が変わるのもおもしろい。
丘の上には木製のアート作品が。1ピースずつ子どもたちの思いや願いが記されている。
白いグランドピアノには子どもたちが描いたカラフルなクラゲのイラストがペイントされ、
ユニークなたくさんの音の出るアイテムが展示されており、自由に触ることができる。
子どもたちの列に並んで即興で何十年ぶりかのピアノを弾いてみた。
右手だけで「世界の国からこんにちは」を手探り演奏。
ミスタッチばかりだったのに、皆さんがあたたかく見守って下さり拍手も。
思いがけず55年目の「こんにちは こんにちは」をありがとう。
 編集後記
今度はヨルダンの砂とハンドケアを体験してみたい。
ヨーロッパのパビリオンを制覇したい
屋上レストランやテラスなどで優雅なランチを楽しみたい。また行きたい。
見える誰かと、見えない誰かと、その時々の思いや疑問を分かち合いながら
体験ができるといいですね。
ガイドヘルパーさんとともに楽しんでおられる方もおられます。
可能性の扉、未来の自分を探す万博レポ、つづきは次号で。
 -- このメールの内容は以上です。
発行:  京都府視覚障害者協会
発行日:  2025年5月23日
☆どうもありがとうございました。


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