メルマガ色鉛筆第322号「こんなことやってみた すると 言葉レクリエーション編」

タイトル こんなことやってみた すると
言葉レクリエーション編
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは。メルマガ色鉛筆編集チームです。
11月5日にメルマガ色鉛筆創刊10周年記念フェスを実施しました。
参加者は色鉛筆ライターさんです。
色鉛筆で初めてライターさんが集まって、いっしょにいろんなレクリエーションをやりました。
レクリエーションのリーダーもライターさんが担当しました。
それぞれのレクリエーションの様子をレポートしていきます。
はじめまして同士、お久しぶりさん同士など、ぶっつけ本番のレクリエーション、
あれれ?想定外もありつつの時間の中で生まれたものとは?
 まずは、言葉レクリエーション
リーダーは、色鉛筆に時々登場する石川さんです。
うわさでは体も声も態度もデカいとか。
実は、当日の石川さんはちょっとおしゃれしてました。
ライトグレーのミモレ丈のカクテルドレス、ケープには少し濃いグレーのパイピングとリボン。
ドレスはハイウエストで、小花模様も同系色のグレーです。
お靴はライトグレーに石川さんお決まりのキラキラシルバービジューのリボン。
胸元にはスワロフスキーのハートがキラリ。
ほっそりさんなら涼し気なコーデなのに、なぜか暑苦しさ全開で登場です。
 そんな石川さんが担当するのは言葉レクです。
参加したのはパープルとオレンジのテーブルの皆さん。
事前にどのレクに参加するか、これも参加者の希望なんて一切聞かず、石川さんが勝手に決めていました。
何がはじまるのか、何をするのか、わけわからんままスタートです。
石川さんが最初に言い放ったのは、
「言葉レクやりますよ。表現を楽しむというレクです」
そこで、参加の皆さんが少々困ってしまいます。
なぜかというと、お隣のチームは音レクリエーション、なんだかいろんな音が聴こえてきます。
「あっちがうるさい」と、いきなりハプニング。
「ごめんなさい。私がデカい声でがんばるから、聞こえるだけきいて、集中していきましょう」
と、ここでも強引な石川さん。
その裏では、こっそり「音レクの音量さげろ」の指示を出していたのでした。
ガイドさんは、ド迫力の石川さんの指示で小走りしていたはずです。
ガイドさん、ごめんなさい。
そして、まったくもってダメージなしでいきなり石川さんが取り出したのはデカい箱です。
「この箱の中に一つものが入っているから、手探りして何か考えてみて、でも、何かは絶対言っちゃだめ」
またまた、圧力かけながらの号令です。
みなさん心やさしく、そっと箱の中に手を突っ込んで、何かな何かなと探ります。
一人ずつ箱を回していきます。
すると、「あれ、○○かな」なんて、独り言がちらほら。
そのたびに、すかさず石川さんがビビビと電流コメントを発します。
「言っちゃ駄目、ヒントになるようなことは言っちゃ駄目」
リアクションすら許してもらえないかわいそうな参加者さんたち。
弱視さん、全盲さん、生まれつき、最近見えにくくなった、いろんな環境の人が箱の中をごそごそ。
箱の中というしばりのある中で触る、その不自由さ、そのものの形の向きはどうなっているんだろうかなど、イメージしながらさわります。
オレンジチーム、パープルチーム、それぞれ別の中身をぐるぐると箱が移動し、
「ええ?、何かわからん」の声があちこちから。
ここでさすがの石川さんも弱気モードに変身です。
予定では「せーの」でいっせいに箱の中身は「○○」と進めるところを、
「自信のある人、誰かいる?」と回答者を募集しはじめたのでした。
すると、心やさしきお方から
「はい、多分ぶどう」のお声が飛んできました。
またまたパワフルモードに即復帰の石川さん、
「はーい、正解」とどデカい声で返します。
「ぶどう?ほんまか?」という空気を感じて、
石川さんは力づくでぶどうを箱の外へ引きずり出し、
「ほらほら、さわってみて、ぶどうやろ、これ手編みやで」と素材を説明。
「この毛糸の意味、そのものの形と関係なかったんか」というサイレントモードのつぶやきを内心感じながら、
まったくそれも無視して、もう一つの箱からブロッコリーを取り出しました。
ブロッコリーは、少々難易度が高く、正解者はなしでした。
両チームとも、ぶどうとブロッコリーをぐるぐるまわしてさわりっこし、
なるほど、いや、これはわからんやろうとか、お隣さんともそもそトークしつつ、
次のワークへ。
最後の箱は超難易度高い物体を仕込んでいました。
いや、手編み好きのライターさんが仕込んでくれました。
実は、石川さん、この3つの箱の中身を知らなかったのです。
あえて、知らないモードでワークをやる必要があったのです。
「なぜかって、それはみんなと同じ立場でさわらなきゃ意味ないやん、
リーダーをやりつつみんなと一緒に楽しみたい」、石川さんはどこまでもわがままなのです。
実は、箱は京都ライトハウス鳥居寮の文章講座のワークで使う素材です。
これを作成したのも鳥居寮の利用者さんです。
かわゆいリボンの飾りがいっぱいだったり、布でやさしく包まれていたり、
にぎやかにいろんな紙でデコってあったりしたのです。
でも、当日は箱を鑑賞するゆとりもなく、いけいけで箱に手を突っ込んでいただいておりました。
最後の箱の中身はデカいショートケーキ、
これってもしかして、色鉛筆の10回目の誕生日祝いだったのかな。
毛糸で物体づくりをしてくれたライターさんの思惑どおり、
ショートケーキは誰にもわかりませんでした。
残念ながら石川さんも「何これ?」とひらきなおってます。
「リーダーがわからんようなものをわしらに触らせてわかるわけないやろ」と
またまたサイレントモードのぼやきをじわじわ感じつつ、
見える人に聞くと、「どこから見てもショートケーキ」とのこと。
「なんですって?」と、オレンジとパープルのテーブルの上を
ショートケーキはいじられながら旅していきました。
「いちごだけならわかったかも」というコメントもあり、
生クリームのデコが、イメージをかく乱させていたことも確認できました。
触ればわかることがあって、それがどんなメッセージをもっていて、
その形から何を連想できるかというワークでした。
頭の中に三角やなあ、丸いものがついてるなあ、これはどっちから見るのかなあ、
そんなふうに物事を客観的に見るために触るワークを提案したわけです。
いつもは「物事を説明するときにどんな視点がありますか?」と投げかけて、
頭の中で説明を組み立てていくワークをやっています。
今回は具体的に触るというアクションを取り入れ、
それが何なのかわからない、しかも箱の中という不自由なエリアで触るというしばりを加え、周りからの事前情報をカットしました。
見える人、見えにくい人、誰とでもできるところが、このワークのミソなのでした。
 そんな中、どうしてもお隣さんの音レクの音が気になってしまいます。
「なんだかきれいな音楽、あっちは何したはるんやろう」の素直なお声に、
「ごめんね、あっちはきっと順調に進んでいるよ、こっちがどれだけうるさくてもきっとうまくやれてるはず」
という、複雑な心境の石川さん。
別の部屋でやればよかったかなと、反省の思いがよぎります。
それでも突き進む石川さんの勢いは加速していきます。
「はーい、あっちが気になるけど、こっちに集中やでー」
とみんなの気持ちをまたまた無視する石川さん。
「次はグラマやでー」といきなり、またわけわからんことを言い出します。
テーマは緊張と期待を重さで表すというものです。
各グループ二人ずつに具体的な設定での緊張と期待を重さで表してもらいました。
パープルグループはどきどきを担当です。
緊張=どきどき、
試験前日のドキドキと
注射をされるときのどきどき
この二つを、それぞれ重さで表してもらいました。
いろんなおもりがある中から、自由におもりを選んで袋に入れます。
そして、二つのどきどきの重さが完成しました。
オレンジのグループも、同じように、
期待=わくわく、
奥様からお小遣いをいただくとき
好きな女の子とデートする前日
こちらもお二人それぞれにわくわくの重さを袋に入れていただきました。
それぞれのチームごとにみんなで袋を触ってみました。
わくわくのおひとり、彼女とのデート前日の重さは
おもりは軽い素材ばかりでいっぱいにしたそうです。
つまり、わくわくのうれしさを表現するため、気持ちはいっぱいだけど
ルンルンのかろやかさいっぱいというのが伝わるようにしたそうです。
重さだけでなく、袋を触ったときに感じるつまっている、いないという感覚も同時に表現されました。
この袋を触った別の方からは、
「俺は前日は緊張しない、デートの途中に興奮してわくわくがあがる」などというおもしろコメントがありました。
また、注射のどきどきは、緊張の時間が短いから、袋はいっぱいでなくて、でもちょっと重いという重さを表現されました。
それに対して明日が試験というのは、それまでのことや一晩など時間の長さも重さに入るということで、
重いおもりがいっぱいつまった袋でした。
この袋を表現されたのは普段から真面目一徹キャラの方だったので、
「なるほど、彼らしいよなあ」の声が周りから飛んでいました。
このグラマというゲーム、情報はあちこちから流れていて、
知ってはいるけれど、はじめて触ったという方が多かったです。
知っていても実際に体験しないとわけわからんのが、ゲームやレクリエーションです。
実際には、天秤にのせて、せーので


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