メルマガ色鉛筆第317号「私の工夫13 おしゃれ編」
私の工夫13 おしゃれ編
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは。
メルマガ色鉛筆編集チームです。
今回の私の工夫13ではおしゃれエピソードをお届けします。
おしゃれが好きな方、常に身だしなみを大切にされている方、
お一人ずつのエピソードを共有します。
●着たいものを選んでいる。
これまで着なかった色や雰囲気、デザインにも挑戦、
鏡で見て確かめられないけど触ってイメージしている。
色もトマトの赤、ポストの赤、深紅のバラ、オレンジがかった赤、ワインっぽい
赤、
少し茶がまじった赤など、細かく質問して他のアイテムとの相性を考え、
最後は周りにきいて確認。
見えなくても色にはかなりこだわっている。
●白杖ケースとして「折りたたみ傘ケース」を活用、
アマゾンや100円ショップ(ダイソーがオススメ)などで購入できる。
キャラクターものもたくさん出回っている。
●オンラインショップでリサーチしてから、店舗で実際に見て購入。
下調べをしておけば気に入ったものを見つけやすい。
●オンラインショップで購入するときもありますが、
思っていたものと違うものが届くときもある。それもひとつの楽しみ。
●汚れや色落ちのしてない物を身につけたいので、洋服のいたみ具合は
ホームヘルパーさんに確かめてもらう。
組み合わせも時々見てもらい、出かける前日にチェック。
●流行は気にせず、自分の好みで選んでいる。
でも、自分の思うものがなかなか見つからない時は、「これは今流行ってないん
だな」とちゃんと感じるようにしている。
行きつけのお店が見つかると非常に楽。
新作の中から私の好みのものを店員さんが提案してくれたり、
購入済みのものとのコーディネートや購入済みのものとの色の比較をしてくれる
。
●見た目にはあまり問題ないと言われても、
バッグなどで擦れてしまって手触りが変わってしまったものは着用しない。
●パンプスは高さ3から5㎝程度の少し高さのあるものでも、
ヒールが太めのものを選べば安定して歩ける。
「パンプス、太ヒール」「パンプス、チャンキーヒール」などの検索ワードでい
ろいろ見つかる。
●白杖を持つようになって両手を空けるためにリュックを使用するようになった
。
ナイロン素材のものを選ぶとどうしてもカジュアルになってしまいますが、
レザー素材(合皮含む)のものを選ぶと、オフィススタイルやフェミニン、
ガーリーなスタイルでも違和感なくマッチ。
●服装は娘やおしゃれに詳しいヘルパーさんと選ぶ。
妻とはパンツや靴下、ジャージなどを買う。
●人からも目立つほうが、援助も受けやすいし、自分も楽しい。
●洋服はどれと合わせても合うものを選んで購入。
だいたいの色、かたち、手触りなどで洋服を把握。
●今はプロのスタイリストさんにショッピング代行を依頼中。
●家族と買い物に行った時、服を触って色を説明してもらっている。
●イヤマフなど、ワンポイントのおしゃれアイテムを使用。
●お洋服は自分の好きなものを買う。
買うときには店員さんや友人と話しながら自分に似合う色を選ぶ。
髪型は自分の癖を利用して内巻きになるようにボブカットに。
イヤリングなどの小さなアクセサリーは買う前に触ってみる。
●洋服は上下何を着ても相性がいい色を限定して揃えている。
白・ブルー・紺色・ピンク・グレー。
●ファストファッション、基本アメカジスタイル。帽子は必須アイテム。
インナーは、素材重視(エアリズム・ヒートテックなど)。
アウターはナイロン系の素材が多い(ライトダウンなど)。
購入時、カラーコーデは店員さんに尋ねる。
●同じ柄で色違いの服を買ったら一つには服の裏に糸を玉結びにして縫い付けて
印を付ける。
購入時、服の色や雰囲気を見える人に教えてもらう。
パーソナルカラー診断などで自分に似合う色や系統、服の形を知っておく。
●色違いのものはタグをカットするのとしないのとで区別。
●お店の店員さんと仲良くなるのが一番。洋服や靴はそれぞれの店員さん、
髪型は美容師さんに。ついでに自分に合いそうなものを教えてもらっちゃう。
流行の色をバッグや靴・ストールなど小物をポイントで取り入れる。
●白杖や傘はたくさんの人が集まると自分のものを判別するのが難しくなるので
、私は持ち手にラインストーンのおしゃれなシールを巻いて目印にしている。
バスの中で会った方に「その杖のシール、おしゃれね!」と言ってもらって
とても嬉しかった。
●見えている人とおしゃれトーク、トレンドトークをする。
最近、みんなどんなアイテム使ってるのかな。
知ってるものしかわかんないのってさびしいな。
だから、それって何?、みんな何持ってるの?なんて聞けるお友達って大事。
気になったら、触らせてもらったり、どこに売ってるのか質問したり、
もちろんお値段も事前リサーチ。商品名とか検索するジャンルとかも大事。
いい悪いは自分で確かめて、これは見える見えない関係なし。
だからいいものはどんどん知りたいな。教えてほしいな。
こんなのあったよとか、そういうトーク、うれしいな。
探すの大変だなと思ったら、買って来てもらうのもありかも。持つべきものは友
。
編集後記
さまざまなおしゃれさんからの情報がありました。
調べたり、質問したり、触ったり、助けてもらったり、自分で確かめたり、
いろんな工夫がありました。
メルマガ色鉛筆から生まれた書籍「見えない地球の暮らし方2」でも
私の工夫シリーズが好評です。
書籍は眼科のケアの場面でも活用されています。
同行援護に興味なかった方が興味をもったり、
働いている患者さんで重度障害者等就労支援特別事業で
通勤、通学でガイドヘルパーさんを利用できる事を知るきっかけになったり、
患者さんにとっての新しい気付きになっているようです。
視能訓練士さんからは私の工夫のページには具体的なエピソードがあってわかり
やすいという感想をいただいています。
子育て、介護、美容、ヘルスケアなど、私の工夫シリーズはまだまだ
続きます。
-- このメールの内容は以上です。
発行: 京都府視覚障害者協会
発行日: 2023年10月6日
☆どうもありがとうございました。