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活動紹介

メルマガ色鉛筆第306号「私の工夫10 読むこと編」

タイトル 私の工夫10 読むこと編
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは。
メルマガ色鉛筆編集チームです。
私の工夫シリーズ第10弾は読むことについてです。
音で読む、拡大して見る、両方使う、
さまざま出てきます。
見えにくさは千差万別、
工夫にもスキルが必要だったりで、これもまた千差万別です。
まずは家の中で読むための工夫から。
機器、アプリ、パソコン、スマホ、タブレット、音声と拡大の合わせ技などいろ
いろです。
★使う機器やアプリは。
画面読み上げソフトの入ったパソコン
AIスピーカー
活字読み取り装置、読むべえ
据え置き型拡大読書器
デイジー再生機のプレクストーク
音声読み上げ装置、読み上げ名人
スマホのアプリ、シーイングエイアイ 
サリバンプラス
オプタコン
エンビジョングラス
点字
点字ディスプレイ
★活用スタイルもいろいろ。
パソコンの画面を青黄反転&拡大。
パソコンやケータイでのメールのやり取りで済ませる。
ペンライトと手持ちルーペの併用。
携帯用拡大読書器で白黒反転させる。
スマホで撮影して拡大する、またはシーリングAIなどアプリを使う。
デイジー図書を寝る前に聞く時、iPhoneで再生停止タイマーをかける。
スマホのイヤホンはブルートゥース対応。
iPhoneは常時イヤーポットを使い、非常用に有線をバッグに携帯。
パソコンはPCトーカー利用、画面は白黒と通常の使い分け。
見やすいフォントに変更。
OCRのアプリで文字を読ませたり、拡大読書器を使うこともある。
部屋を明るくする。
まぶしいのは困るのでカーテンで調節。
タブレットで写真を撮り拡大。
パソコンの文字を拡大しつつ、音声も補助的に使う。
点字ディスプレイは指で読んだり、音声で読み上げさせたり。
サピエ図書館から音声デイジー図書をダウンロード。
★読んでもらうことも。
自分で読めないものはヘルパーさんを待つ。
家族のヘルプがメイン。
印刷物、手書きのものは読んでもらう。
レシートなどはホームヘルパーさんに読んでもらう。
宅配便の時は配達員さんにどちらから どんなものかを教えてもらう。
郵便物や回覧板は妻の代読。
スマホのアプリで読み上げさせて、自分で操作できないときは夫にたのむ。
★ピンポイントでの工夫も。
オーム電機のルーペ付きLEDスタンドライト エルズームがキッチンで重宝。
袋物に書いてある細かい文字を読むのに便利。
★買い物のシーンでは。
家族と一緒に買い物に行って、それぞれ見てもらう。
ヘルパーさんに確認してもらう。
電子乗車券やプリペイドカードの残高は運転手さんや店員さんに聞く。
一人の時は、レジに持って行く。
スーパーではまず店員さんを探して、買い物から全て手伝ってもらう。
定員さんに案内してもらって品物の値段とか含めて読んでもらっている。
店員さんに商品の場所を教えてもらって、商品表示をスマホで撮影し拡大。
なるほど、店員さんを見つけるのが一苦労ですが、
それさえうまく行けばどうにかなりますね。
★お買い物のおともも。
スマホの拡大鏡を使っていたが、ピントを手動で合わせるのがなかなか難しかっ
たり、
白黒反転が不十分だったりでうまくいかないことが多くあった。
今はクローバー3という電子ルーペにネックストラップをつけて、
買い物中は首からぶら下げて、値段や説明書きなど必要なものを見ている。
なるほど、両手が使えてすぐに自分で確かめられる、便利ですね。
★おうちでできることも。
ネット通販をうまく活用する。
今や、「トクバイ」や「クラシルチラシ」がパソコンで広告が読めたり
テキスト抽出アプリや文字読み取りアプリでインターネットに公開されているチ
ラシが
大雑把に読める。
掲載された買いたい商品と狙った価格が一致した時にだけ
お店へいく。
買い忘れ対策には買い物リストを作って、自分の端末にメールしておく。
なるほど、おうちでお買い物、または下調べ、
その場でざっと見ることができないからこその工夫なんですね。
★学校・職場、外出先で読むための工夫は。
会議中にスマホのアプリを使って書類を読ますこともある。
録音機を持って行って、読んでもらう。
ペンライトと手持ちルーペの併用。
携帯用拡大読書器の使用。
マイリードの使用。
黒い定規などを文章に沿って当てて、読みたい部分を見やすくする。
職場に必要なサポートについて伝えており、墨字は読んでもらっている。
仕事で必要な資料を読む場合はブレイルメモを使用。
書類系はルーペを、PCはデスクトップモニター&画面上部に拡大鏡機能を設定し
ている。
メモを書いてもらうときは大きい字で書いてほしいと職場のメンバーに伝えてい
る。
外出先で読む必要がある時はブレイルメモポケットにデータを入れておく。
スマホやガラホにデータを前もって送っておく。
墨字の紙面を手にしたらその内容が一言でわかるように表上部に点字を書いてお
く。
紙面全部がすぐに読めなくても区別がつけば後で便利。
なるほど、事前に準備できることと、現場での対応、
自分で読める、読んでもらう、どちらも必要ですね。
編集後記
 スマホやタブレットでkindleやオーディブルで読書する方もおられます。
電子書籍は紙ではないからこその手軽さがあります。
その手軽さは、ITが使える人にとっての話です。
文字を読み上げてくれるアプリもいろいろあります。
これもやはりアプリが使える人の話です。
便利だとはわかっていても、なかなかIT機器をうまく利用できてない方も多いで
す。
いろんな方法があるんだという情報だけはつかんだけれど、
そこからの一歩にはエネルギーが必要ですね。
「これから学ばなきゃ!」という声が届きました。
できたらいいな、そんな気持ちはそれだけで一歩ですよね。
読めないということがとても苦しい、悲しいと感じたこと、私にもあります。
そこからの一歩を応援しています。
私の工夫シリーズ第11弾は書くこと編をお届けします。
 -- このメールの内容は以上です。
発行:  京都府視覚障害者協会
発行日: 2023年6月30日
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