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メルマガ色鉛筆第286号「私の工夫1 お金の分別編」

タイトル 「私の工夫1 お金の分別編」
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは。
メルマガ色鉛筆編集チームです。
見えない見えにくい私の工夫・アイデアアンケートにご協力いただき、
ありがとうございました。
実にさまざまな工夫やアイデアがありました。
便利だなと感じるポイントは人それぞれ、似ているけれど少しちがいがあるもの

独創的なもの、いろいろありました。
私の工夫シリーズ第1回はお金の分別「お札と小銭編」です。
まずはお札から。
★そもそもどのようにしてお札を識別するのか。
自分の指と二つ折りにしたお札の長さを目安に確認。
お札を二つ折りにし、片方の手でお札を持ち、他方の手の中指と薬指、
または、中指と人差し指の間に挟む。
私の場合、一万円札なら中指より1センチほど札の方が飛び出ていて、
五千円札なら薬指の指頭、千円札なら人差し指の指頭と札の先端がほぼ一致しま
す。
なるほど、たまたま指の長さと二つ折りの札の長さがええ感じにフィットすると

自分の指で判断できるんですね。
標準のお札(五千円)を前もって準備しておいて、幅の違いで見分けている。
お札を重ねて、一万円札が長くて、
その次が五千円札、千円札が一番短いなと判断。
お札が一種類しかない時は長さで比較できないので、渡す相手に尋ねる。
絶対に誰かに見てもらう。
iPhoneのアプリを使う。
ヘルパーさんなどに見てもらう。
紙幣の隅端の突点で確認。
千円札と一万円札は大きさとホログラムがあるかないかで区別する。
「五千円札ぴったり封筒」を作る。
五千円札がぴったり入る封筒の下角を三角に切り、入れ口は開けておく。
この「五千円札ぴったり封筒」にお札を下角まで入れて、
封筒より短ければ千円札、長ければ一万円札と区別する。
「五千円札ぴったり封筒」を札入れに常時入れておく。
なるほど、さわって判断できることもありますね。
また、見える人の目やアプリで判断すると、思い違い防止になりますね。
★次に、お札を区別する折り方のアイデアについてです。
一万円札は二つ折り、五千円札は二つに折った後、三角形に折る、千円札は四つ
に折る。
一万円札はそのまま、五千円札は二つ折り、千円札は四つ折り。
一万円札は四つ折り、五千円札は二つ折り、千円札はそのまま。
千円札は三つ折り、一万円札は二つ折り。
二千円札は手にした直後に使う。
なるほど、いずれもすべてちがう形になりますね。
★五千円札対策について。
五千円札だけは半分に折る。
五千円札は二つ折りにして、小銭入れのところに入れている。
五千円札を横向きに折る。
五千円札をもらった時は、千円札に両替してもらうようにしている。
五千円札はできるだけ持ち歩かない。
五千円札は先に使う。
なるほど、ややこしいからこその工夫がありますね。
★お財布の中での整理整頓、お札の入れ方もさまざまです。
二つの敷居のついた財布に千円札とそれ以外に分けて入れる。
一万円と五千円の間にタクシー券などを挟んで区別する。
なるほど、タクシー券も仕切りの役割を果たしますね。
千円札、一万円札は入れる場所を分ける。
一万円札は折って入れる。
財布のお札入れのところの手前から千、五千、一万と入れる。
財布のお札入れを2か所にしていて、
千円札と二つ折りの五千円札は一緒に入れる。
一万円札は何枚もあるときは、一枚を折ってその中にほかの
一万円札を挟んでおく。
慌ててお札を出しても千円の札入れと
一万円の札入れの場所を間違えないで済む。
千円札、五千円札、一万円札それぞれ財布の中の違う仕切りに入れる。
五千円札は半分に折る。
一万円札をいつも手前、次に五千円札、その後に千円札の順番で入れる。
手前から千円・五千円・一万円と揃えて札入れに入れる。
なるほど、位置を決めるだけでなく、並べ方にもいろいろありますね。
★シンプルな工夫もあります。
千円札のみ持ち歩く。
必ず千円札を入れておく。
なるほど、区別しなくてもいいようにするということですね。
ここからは小銭についてです。
★まずは区別の方法から。
ぎざぎざの有無、穴の有無、色の違いで区別。
十円玉、五円玉は、大きさが同じくらい、周りはつるつる。
五円玉は、真ん中に穴が開いている。
百円玉、五十円玉は、周りがざらざら。
五十円玉は、真ん中に穴があり、少し小さい。
五百円玉は、周りがつるつるしていて、大きい。
一円玉は、全体的につるつるしていて、一番小さい。
ぎざぎざの薄い百円玉の時は、爪で100の数字の柄を触って確認。
ヘルパーさんに見てもらいながら三つに分ける。
一円玉と五円玉、十円玉と五十円玉、百円玉と五百円玉。
コインケースに一円玉、五円玉、十円玉、五十円玉、百円玉、五百円玉を横一列
に入れる。
はまるかはまらないかで金額の把握もできる。
コインケースは百円ショップで購入できる。
なるほど、お札よりは小銭のほうが触ってわかりやすいようです。
★小銭を入れるところが2か所の場合。
一円玉、五円玉、百円玉。
もう一方に五十円玉、十円玉、五百円玉。
百円玉、五円玉、五百円玉。
もう一方に十円玉、五十円玉、一円玉
五百円玉、百円玉、五十円玉。
もう一方に十円玉、五円玉、一円玉
なるほど、人それぞれわかりやすいと感じる組み合わせがあるようです。
★小銭の仕分けが便利なお財布も。
洋服のポケットに入るサイズの3か所に分かれている小銭入れを準備。
カードポケットが外側に一つあるので、イコカなど交通系ICカードを入れてお
くと便利。
十円玉と五十円玉で1か所、百円玉と五百円玉で1か所、一円玉と五円玉で1か
所、
小銭を3か所で仕分け。
サマンサタバサというブランドのものを愛用。
かわいらしくもシンプルなデザインの長財布。
十円玉、百円玉、五百円玉と五十円玉、一円玉と五円玉。
小銭を4か所に仕分け、お札も一緒に入って便利。
なるほど、3か所、4か所、仕分けも自分流ですね。
★お財布を二つ以上使う方も。
 五百円玉、百円玉、五十円玉、十円玉を分別できる小銭入れ。
五円玉と一円玉は、札入れ用財布のファスナーで仕切っている小銭入れに入れる

つかみどりしやすいがま口財布を二つ持ち、4か所に仕分け。
一円玉と五円玉、十円玉と五十円玉、百円玉と五百円玉、お釣りを入れる場所。
それぞれの硬貨は4枚~5枚以上はたまらないように使う。
なるほど、二つ持ち派のスタイルもさまざまですね。
★シンプルな工夫も。
最初から小銭は持っていかない。
あらかじめ必要なお釣りを準備。
一円玉は財布から出す。
小銭がたくさんたまったら財布から出す。
なるべく五円玉、五十円玉は持たない。
触って区別しにくいもの、百円玉と十円玉、五十円玉と五円玉は、
どちらかを目薬を入れる空き袋に入れる。
大型のコインフォルダーに仕分けし、入りきらない分だけをジッパー付きの小銭
入れに。
五百円玉と百円玉だけを小銭入れに収納し、他は使わない。
百円玉の枚数さえわかれば、ある程度早くお支払いができる。
編集後記
 これまでにもメルマガ色鉛筆では読者の皆様にアンケートをお願いしてきまし
た。
いただいたお声やエピソードをレポートにし、共有してきました。
今回のアンケートの質問1はお金の分別についてでした。
今号ではお札と小銭についてお届けしました。
次回は、電子マネーについて共有します。
 見えない見えにくい中で、私たちが何気なくやっていること、
そのことにたどりつけずしんどい気持ちを抱えておられる方がいます。
 
このちょっとしたことをちゃんと伝える、それはとても大切なことです。
そして、とてもエネルギーが必要です。
読者の皆様からいただいたお声は力強いエネルギーになります。
来年も本シリーズをボチボチお届けしていきます。
どうかよろしくお願いします。
 -- このメールの内容は以上です。
発行:   京都府視覚障害者協会
発行日:  2022年12月16日
☆どうもありがとうございました。

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