メルマガ色鉛筆増刊第3号 「やりたいことをやる、行きたいところに行く、それが青年部です!」

タイトル やりたいことをやる、行きたいところに行く、それが青年部です!
ペンネーム ベリーブルー (20代 男性 全盲)
今回のレポートの要旨です。
 私が参加している京都府視覚障害者協会青年部のイベントについて、つれずれなるままに書いてみたいと思います。
青年部とは、青年層の視覚障害者の集まりになります。
イベントに参加すると、幅広い青年層の方と出会えるのが青年部のよいところの一つです。
 年4回ほどのイベントはバラエティ豊かなお出かけやトライです。
ここから本文です。
 皆さんはじめまして。
「ベリーブルー」です。
私は、生まれつきの視覚障害で、全盲です。
小さいころの見えていた記憶の中で、「青色」が1番印象に残っており、青色が私にとって最高の色です。
英語のvery muchの「ベリー」と、青色の「ブルー」で「ベリーブルー」です。
ブルーベリーではありません。(笑い)
今後ともよろしくお願いします。
今回は、私が参加している京都府視覚障害者協会青年部のイベントについて、お話しします。
今年度私は、青年部企画のビール工場見学会とビジネスマナー講習会、陶芸体験バスツアー、スマフォ体験交流会に参加しました。
青年部のイベントは、見えるとか見えないとかにとらわれず、とりあえずやりたいことをやる、いきたいところにいくという雰囲気の中で企画されています。
 ビール工場見学も、ビール好きの仲間の提案により実施されたものです。
当日工場に行くまでは、見えない私でも楽しめるのか少し不安がありました。
でも、実際に見学してみると、発酵するときの独特の臭いや、作業をしている機械の音など見えなくても感じれるものが沢山ありました。
 ビジネスマナー講習会では、講師の方に来ていただき、お辞儀の角度や、接客するときの心構えについてお話をしてもらいました。
なかなか触れる機会のないビジネスマナー、とてもよい勉強となりました。
 スマフォの体験交流会では、タッチパネル操作にトライしました。
ツルツルの画面上で目的のボタンを探すことに、不安はありました。
案の定、知らない間に誰かに電話をかけてしまって、ちょっと慌てたりもしました。
でもタッチパネルを、見えていないのに操作ができるというところに、今までに経験したことのないわくわく感を感じましたなぜか、少しだけ自分をかっこいいと思いました。(笑い)
全盲のユーザーさんが、 アイフォンでさらりと電話をかけたり、アプリをダウンロードして実用的に使いこなしている様子を拝見して、視覚障害者にもスマフォかガラ携かの選択肢が広がったことは嬉しいことだと感じました。
 イベントの後は恒例の懇親会、実はこちらの方がメインだったりして。(笑い)
お昼の行事だと、ばたばたしており、なかなか全員とは話す機会が持てません。
話好きな人、飲み好きな人など、交流はお酒と共に進みます。
私はお酒があまり飲めないので、食べてることが多いかな?
そんな感じで懇親会は、毎回とても盛り上がります。
 この楽しい企画を一緒に盛り上げてくれるのは、サポーターの皆さんです。
青年部では、見える人も見えない人も、見えにくい人もみんなで楽しくイベントを盛り上げていこうという思いから、ボランティアではなくサポーターと呼んでいます。
お互いに助け合いながら、イベントを盛り上げています。
とはいうものの、まだまだあまちゃんの私は、先輩のサポーターの方に助けてもらってばかりです。(笑い)
 これまでにも青年部の企画で、京都水族館や、ミカン狩り、吉本の祇園花月でお笑いを楽しんだり、いろんな所へ行きました。
今後も参加するだけでなく、企画にも関わり、皆さんとたくさんの楽しい時間を作っていきたいです。
編集後記
 同世代、少し先輩、少し後輩という年齢層だからこそできる企画や共通の話題もあり、イベントを通して交流が深まるようですね。
サポーターさんと一緒になって企画を盛り上げていけるのも力強いですね。
私も以前、青年部企画の放送劇に参加しましたが、とても楽しかったです。
放送劇そのものもおもしろかったのですが、何より個性豊かな青年部の皆さんとの出会いがとても刺激的でした。
これからもどんな青年部企画が飛び出すか、楽しみですね。
ーー このメールの内容は以上です。
発行:  京都府視覚障害者協会 
発行日: 2014年1月17日
☆どうもありがとうございました。


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