「第47回白杖安全デー」のご報告

 今年度も京都市内、府内北部・南部の3会場で、白杖安全デーを開催しました。
 10月6日(日)は京都ライトハウスで、昨年に引き続き、「白杖見たら声かけて『何かお手伝いしましょうか?』」をテーマに実施しました。
 今年は好天に恵まれ、予定していた平野神社から千本北大路までのパレードを実施することができました。また集会は約230名の参加者を得て、開催することができました。
 今年度の新しい企画として、佛教大学文化会映画部の学生の協力で、「何かお手伝いしましょうか?」と題した啓発DVDを作成し、集会で初上映を行いました。このDVDは、一般府市民の皆様に「こんな時に声かけがあると安心です」ということを伝えようと製作されました。DVDは修正を加え、主催4団体、他団体・機関で啓発活動に利用していく予定です。多くの府市民の皆様の目に触れ、「声かけ」の重要性を訴えるチャンスになればと思います。
<府内北部集会報告>
 10月5日(土)、南丹市の京都府立口丹波勤労者福祉会館において、午前中は、府内北部地域視覚障害者団体交流会、午後から白杖安全デー府内北部集会を開催しました。参加者は170名を超えました。
 園部吹奏楽団の皆様による吹奏楽で幕開けし、南丹市長、京丹波副町長をはじめ、多くのご来賓にお越しいただきました。舞鶴、福知山、南丹京丹波の各地域団体から活動報告があり、質疑応答や意見交換を行い、視覚障害者をはじめとする交通弱者対策が早急に図られるよう求めた決議文を採択しました。
 集会の後、会場から南丹市役所八木支所までパレードを行い、地域住民の皆さまへ視覚障害者の交通安全問題をアピールしました。
<府内南部集会報告>
 9月28日(土)、長岡京市立産業文化会館とJR「長岡京」駅西口バンビオ広場で、多数のご来賓や一般府民を含む、約120名の参加者の中、盛大に開催しました。
 長岡京市建設交通部次長山口隆弘氏による「長岡京市における交通バリアフリーについて」の講演の後、向日、宇治、八幡、城陽の4地域からの問題提起を元にしたパネルディスカッションを行いました。バス路線廃止問題、歩車分離道路の整備については、参加者からも活発に意見があがり、地域を超えた共通の議論となりました。
 集会の後は、京都府立西乙訓高等学校吹奏楽部の皆さまの協力を得て、啓発音楽会を行い、広く地域住民の皆さまへ「白杖見たら声かけて」というコンセプトをアピールすることができました。
 視覚障害者だけでなく、誰もが安心して歩ける街の実現をめざして、今後も啓発活動を進めていきたいと思います。


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