メルマガ色鉛筆「見える人の声あれこれ」シリーズ第2弾
タイトル 「メルマガ色鉛筆へ 見える私からのメッセージ」
メルマガ色鉛筆編集チーム
こんにちは、メルマガ色鉛筆編集チームです。
「見えない・見えにくい人の暮らしの中のあれこれを、見える人はどう見ている
のか」をテーマに、
晴眼者の皆様より色鉛筆のレポートへ感想コメントを寄せて頂きました。
ということで、「見える人の声あれこれ」第2弾をお届けします。
今回の「見える人」は、働く女性のお二人です。
見える人の声5(40代 女性 事務職)
視覚障害をお持ちの方々を身近に感じられる場面は、電車の駅やホームが多い
と思います。
何故でしょうか。
新聞やニュースで盲導犬を連れた方の事故やホームからの転落事故を見聞きし様
々な感情をもとに
無意識の中で意識するからなのかな、と考えました。
そして、そういった方々の実際の日々の暮らし、日常、家の中での生活、ご家族
や近しい方との関係。
見える人にとって見えない、見えにくい方々の暮らし、現状は見えていない
(自分から取りに行かないと情報が入ってこない)と言えると思います。
だからこそ、私自身も含めてどんどん知ってもらいましょう、と思います。
手を上げ、声を上げ、こんな私たちもいるのです、と色んな方法で発信し続けれ
ば
きっともっとたくさんの人に意識され、色んな事が進化していくのではないかと
思います。
ご関係者の方々はすでに色んなご活動を懸命にされている事と思います、
私自身、無知な部分が多く、大変失礼な表現になっているかもしれませんが、ど
うかお許しいただければ幸いです。
メルマガを読ませていただき、これは、と自然と眼に留まった作品はいくつか
ありましたが、
一番印象に残った作品を1つ選ばせていただきます。
42号「今を全力で生きる」です。
幼少期の頃からの出来事を包み隠さず書いておられ、
もちろんこの文章だけではおさまり切らないほどの経験もされている事と思いま
す。
親御さんにさえ見えづらさを言えずにいた時の小さな心の中はどれほどのものだ
ったのでしょう。
お子さんの眼の状態をなんとか良くしてあげたい、と願うお母様のお気持ちも察
しにあまりあるほどです。
お医者様の目の前に行くまで隠し通した心。そしてパチンとはじけたとたんにあ
ふれ出したたくさんの涙。
しっかりと育てられたご両親のおかげなのでしょう。
それでも心の強さをしっかりとお持ちで「頑張らないともったいない!」と思い、
挑戦し続けてこられたのは
本当に素晴らしい事で私が見習わなければ、と思いました。
ご友人にも恵まれ、対等に勝負できる間柄や自然に寄り添い、手助けしてくれる
友人は一生の宝物だと
ご本人も思われていることでしょう。
高校への入学までも紆余曲折あったそうですが、
その折にもそれぞれのキーパーソンとなる方に恵まれていますね。
その都度出会われる方々に感謝の心を持ち続けていられる、素晴らしい人生では
ないでしょうか。
アルバイトもして、それを貴重な経験とし何一つ無駄にはしたくないと思えるの
は、
そうそうある事ではないと思います。
「意味のないこともいつかは意味があることに変わるかもしれない」って素敵な
言葉ですね。
きっとこれからも何があっても「諦めない」、これまでに培った軸があるから、
しっかりとご自身の人生を歩める素敵な女性になられる事と思います。
全力で今を生きることを諦めない人生で誰もがあってほしいと考えさせられる力
強い作品でした。
読ませていただきありがとうございました。
全部は読めておりませんが、どの方もそれぞれの人生を前向きにとらえられ、
歩いていっておられる印象でした。
クスッと笑えるエピソードもあり(あるある失敗談がそうですね、
私も同じような失敗があり、あら、同じだわ!と思いました。)
こちらが逆に元気をいただけるほどです。
これからも少しずつ読ませていただき、私の人生の一部にさせていただければと
思います。
きっと書けない内容もあることと思います。
それでも運命を受け入れ、懸命に生きてこられた思いがひしひしと伝わってきま
した。
読ませていただいたことで、たくさんの発見や知らなかった部分を理解すること
ができました。
このメルマガをより多くの方々に読んでもらえたらと願います。
私のささやかなサポートであっても、皆さんと寄り添うことが出来たなら幸いで
す。
見える人の声6(50代 女性 会社員)
第81号タイトル 「自然が私にくれたもの」 ペンネーム しあわせ色のタヌ
キさんについて
まず、率直な感想として、穏やかで温かい気持ちになれました。
普段、いかにバタバタと慌ただしい日々を過ごしているのかを改めて認識させら
れた気がします。
信楽にいくまでの道のり、私の脳裏にも電車に乗って、景色が田園風景に変わ
っていく様子や、
降りてから多くのタヌキのお出迎えがある様子が浮かんできました。
昆虫が苦手だったけれども、頑張って触ってみようと心掛ける“しあわせ色の
タヌキさん”
私もちょっと怖いけど、でも触ってみたいという思いが子供の頃あったなと懐か
しく感じ 、
それに子供の頃のいとこ達との思い出、純粋に夢中になった日々は、
大人になって、はじめて貴重なものだったなと気付くような気がしました。
今も信楽にいかれて、木の感触、川の流れる音を感じられているご様子。自然と
は、本当に凄いと思います。
きっと自然の香りも感じておられるのでしょうね。
雨の匂い、新緑の香り、手や耳、鼻で感じて過ごされているのを想像し、
私も自然を感じたくなりました。
これから梅や桜、新緑の季節へと向かっていきます。
私も自然を感じに、ちょっとお出かけしたいと思います。
そして、心豊かになりたいなと思いました。
-- このメールの内容は以上です。
発行: 京都府視覚障害者協会
発行日: 2017年7月7日
☆どうもありがとうございました。