南部アイセンターだより(第1回)

南部アイセンターだより(第1回)
 みなさん、初めまして。京都府南部のほぼ真ん中の城陽市にあります公益法人京都府視覚障害者協会南部アイセンター(以下、「センター」といいます。)です。少し長い名前ですが、ミニミニライトハウスと思っていただければ幸いです。今回から、時々、このホームページにおたよりを載せることになりました。どうぞ、よろしくお願いします。
1 今回は、センターの自己紹介をします。
 センターは、2015年5月に開設しました。ちょうど、1年たって、多くの方に、利用していただきつつありますが、まだ、ご存知ない方も多くて、初回ですので、今月は、簡単に自己紹介します。少し堅ぐるしい文章ですが、ぜひ、最後まで読んでいただければ幸いです。 
2 近くに集まれる場があればいいなあ。
 センターができるまでの経過を、振り返ってみます。
(1)京都府は南北に長いです。
 皆様、ご存知のように、京都には、「京都ライトハウス」(以下、「ハウス」といいます。)が京都市北区にありますね。有名な金閣寺の近くです。先輩のたゆまぬ尽力と、行政や府民の皆様のご協力で視覚障害児者の総合福祉施設として、多くの方が利用しておられます。ハウスはこのほど、私たちが念願していました高齢者総合福祉施設を京都市内に開設しました。一方、京都府は南北にとても長くて、いわゆる郡部の視覚障害者は、時間がかかって、ハウスを継続して利用することは難しい。南部でいえば、例えば、最も南の南山城村からは、片道3時間かかり、新幹線で東京まで行けるとおっしゃいます。北部からは、なおさらです。
(2)南部にも集まれる場があればなあ。
 そこで、京都府が予算を組んでいただき、巡回相談員や歩行訓練員が、個別に家庭訪問してくれる事業が従来から実施されてきました。今も続いています。でも、多くの仲間が集まれる場が、南部で欲しいとの声が従来からあって、何とか応えられないかと、相談員や歩行訓練員がきてくれて、平成12年から、南部3ケ所で月1回集まる「南部サテライト」が始まり、毎年500名が来られています。パソコン・点字などの勉強や相談もしながら、楽しく過ごしておられます。この事業は、現在も続いています。
(3)常設の拠点を持ちました。
 サテライト参加者を中心に、月1回にとどまらず、いつでも気楽に行ける常設の場がほしいとの声があがり、ニーズもあり、「独りぼっちの視覚障害者をなくそう。」をテーマに掲げる、当事者団体である公益社団法人京都府視覚障害者協会(以下、「本会」といいます。)が開設を決めました。場所は、京都府南部のほぼ中央に位置する城陽市です。平等院で有名な宇治市の南隣で、一休寺のある京田辺市の北隣です。聴覚言語障害者福祉協会が設置の「京都府情報コミュニケーションプラザ」2階の一角を間借りしています。ガイドヘルパー派遣事業所も併設して運営しています。
3 1年間に、3,300名がこられました。
 センターは、平日の午前9時から午後5時までで、専門員による相談(毎週火曜日午後)、音声パソコンやPTR2などの練習、社交ダンスやヨーガ講座などを実施しています。最近、点字サークルやおしゃべりサロンも始まりました。ボランティアのサポートも得ながら、皆さん、大いに笑いあいながら楽しんでおられます。この一年間、ボランティア団体をはじめ、婦人会や民生児童委員、あるいは北は丹後地方や南は大阪府などから多くの方が見学にきていただきました。皆様には、センターのチラシをお渡しして、「近くに、見えない、見えにくい方がおられたら、ぜひ、センターを紹介してほしい。」とお願いしています。
4 ぜひ、一度のぞいてみてください。
 以上が、簡単な自己紹介と初年度の歩みです。平日、働いておられる方の要望にお応えしようと、年間4日の休日開館も決めました。センターは2年目を歩みだしましたが、課題も沢山あります。次回以降に、折にふれ、少しづつお話ししたいと思います。本会は、北部にも、拠点がほしいと、現在、検討中でもあります。ご支援いただくすべての方々に感謝しつつ、独りぼっちの視覚障害者をなくせるように、一歩づつ頑張っていきたいものです。皆さん、ぜひ、一度のぞいてみてください。お待ちしています。


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