メルマガ色鉛筆第57号「 アイフォーン生活・出番の多いアプリはどれだ?」

タイトル アイフォーン生活・出番の多いアプリはどれだ?
メルマガ色鉛筆編集チーム
レポートの要旨です。
アイフォーンの特集その5回目は、いくつかのアプリの話題をお届けします。
アイフォーンは、どんどんアプリを追加すると、使い道もどんどん多彩になって行きます。
ですが、中には出番の多いアプリもあれば、少ないアプリもあります。
入れたけれど出番のないアプリもあります。
年に1回でも役に立てば、きっと「これがあってよかった」となりますが、日常的によく使う出番の多いアプリは「これがあってもう絶対本当すごくよかったー」となることでしょうね。
そんな出番の多いアプリの話題を中心にして、視覚障害者とアイフォーンの可能性を探りたいと思います。
道案内アプリの「ビアオプタナブ(ViaOpta Nav)」、ファイル読み上げアプリの「ボイスドリームリーダー(Voice Dream Reader)」をはじめ、サピエ関連、音楽やカラオケのアプリ、「iよむべえ(アイよむべえ)」の置き台も少し紹介します。
ここから本文です。
みなさーん、こんにちはー。今年1年もいろんなことありましたねー。
いやー、おつかれさんでーす。ごくろうさんでーす。私もはりきりすぎたかなー。プッハー。
え、自己紹介ですか? アイにぃ、アイにぃですよ、アイにぃ。
え、意味も? アイフォーンのある生活にどっぷり、という全盲のおにいさん(年齢不詳)、略してアイにぃでございます。
色鉛筆で、アイフォーンのこと紹介するのも、これで5回目ですけど、そうですよねー、編集部に色鉛筆の配信希望もよく来てますもん。
お初のみなさーん、ようこそ色鉛筆へー。
じゃじゃーん、これが私のアイフォーンですよ、アイフォーンちゃん。
最新型ですよ。今年9月末に出ました6S+なんですけどねー、性能が上がってテキパキシャキシャキ動いてくれます。
ただですねー、ごにょごにょ… 話題の3Dタッチは、まだボイスオーバーには採用されていません。期待してますよー。
4年くらいは同じ機種を使いつづけなさい、と理性は申すのですが、私の好奇心はその100倍強いですからねー。
さて、私がよく使うアプリと言えば、道案内アプリですねー。
前回は「ブラインドスクエア(BlindSquare)」を紹介しましたけど、今回はこれです。
「ビアオプタナブ(ViaOpta Nav)」、覚えにくい名前だー。
このナブさんですが、行き先を決定、道案内を開始、と操作します。
その次にアイフォーンを水平に持って、向きを360度、ぐるりーん、と回します。
そしたら、ブルブルッと本体が震える方向があります。
これですよこれ、最初に進み出す方向をおしえてくれるのです。
まずどっちに向かえばいいかがわかる。これがナブさんの得意技ですねー。
それから、カーナビ風の道案内をしてくれるんですよ。これもいいですねー、もう1つの得意技です。
同じ道案内アプリでも、それぞれに得意技がちがうのですよー。
じゃあどれを使うんだ?
私の答え、どれも使う。
このナブさんと、ブラインドスクエア、そして「グーグルマップ(Google Maps)」を3つ同時に開いてトリプル道案内をさせてます。
アイフォーンはそんなこともできるんですよー。
3つのアプリを引きつれて… あ、引きつれられて… かなー、外出しようと思うことが増えましたねー。
そうそう最新型のアイフォーン、動きがテキパキシャキシャキになったおかげでナビしてくれるタイミングがずれることもぐんと減りましたよー。
それから「ボイスドリームリーダー」というテキストファイルやMP3ファイルやデイジー図書のファイルを聞けるアプリ、大げさに言っちゃうならどんなファイルでも読み上げたり再生したりしてくれるこのアプリもいいですねー。
テキストファイルは、「さくら」という名前の音声キャラが声がきれい。聞きやすい。いいですねー、るんるん。
デイジー図書は、スピードを変えても音がきれいなまま。いいですねー、るんるんるん。
いろんな種類のファイルを、同じアプリ、つまりは同じ操作方法で聞けるのが使いやすいんですよー。
出番が多い理由はこれでしょう。るんるんるんるん。
ちなみにですねー、アイフォーンの基本操作に、2本指でとんとん、というのがありまして、これは再生/一時停止です。
あとリモコン付きイヤホンで聞いているときには、リモコンのボタンを押すだけで再生/一時停止します。
これでアイフォーンだけで、サピエを開いて、ダウンロードして、ボイスドリームリーダーに渡せて、読書できたらいいんだけど、それができるのは「ボイスオブデイジー(Voice of DAISY)」という別のアプリです。
ボイスオブデイジーはねー、読み上げスピードを変えるとねー、プツプツ音がまじっちゃう。
これが理由で、出番減りましたねー。
そして、テキストデイジーという新種には「デイジートーク(DAISY Talk)」です。
名前はデイジートークでも、これはテキストデイジー用というんですけど、頭こんがりませんか?
デイジーとテキストデイジーは、とうふとアンニンどうふくらいちがいますからねー。
それにしても、視覚障害者に便利なアプリって、どうしてねだんが高いんでしょうねー。
無料や何百円というのもあります。
これは一般のアプリ並みです。
でも、しばしばゼロの数が1つ多いですねー。財布バシバシですよー。
出番の多いアプリ、私の知り合いのアイフォーンユーザーちゃん達にもたずねてみました。
カラオケが好き、マイクを持ったら離さないタイプは視覚障害者にもいるんですよー。
カラオケボックスで、アイフォーンから歌う曲を選べるアプリがいいそうですよ。
「キョクナビジョイサウンド(キョクナビJOYSOUND)」というアプリで、ジョイのMAXやF1といった機種のリモコン操作ができますよ。
音楽を聴くのがお好きなら、「アップルミュージック(Apple Music)」、「グーグルプレイミュージック(Google Play Music)」は出番多いですよ。
アイフォーンで音楽が聞けると便利なんですけどねー、自分のCDをアイフォーンに入れるのには知識や慣れが必要でした。
聞けるようにするまでの敷居が高かったですねー。
アップルミュージックやグーグルプレイミュージックだと、リストや検索結果から選ぶだけで聞けます。
しかも、小さなアイフォーンの中にCDのお店が一軒まるごと入っちゃうのですよ。ひえー。
会員制で、月々980円、食べ放題、じゃないでしょう、飲み放題、ちがうって、聞き放題。ほ。コーヒー代やおまんじゅう代ととんとんだなー。うーん、悩むー。
前回に紹介しました「アイよむべえ」のことも聞きましたよ。
専用の置き台を作って、下に読ませたい紙をセット、その真上のちょうどの位置にアイフォーンが乗ります。
すると、紙に書かれた文字を最初から最後まできれいに読み取ってくれます。
これまだ販売品じゃないそうなんですけど、アイデアと工夫で実用性を高めるっていいですよねー。
毎日よく使うためには、がんばらなくてよいことが大事、手間がかからないことが大事です。
アイフォーンも自分の生活の中、、実際に使うことで、どんなことが実用になるかがわかってきますねー。
いい使い方を見つけるのが楽しいですよー。
可能性はたっぷりてんこ盛りのアンニンどうふとおまんじゅうですよー。
それではー、これにてごめんでござる。みなさーん、どうぞどうぞよいお年をー。
-- このメールの内容は以上です。
発行:   京都府視覚障害者協会
発行日:  2015年12月18日
☆どうもありがとうございました。


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